
目次
企業の成長や変化に合わせて、システムも最適な状態を保つことが重要です。システム改修は、不具合の修正や機能拡充など、さまざまな場面で必要とされています。
この記事では、システム改修の定義や実施するタイミング、費用などについて解説します。システム改修を検討している方や、スムーズな改善を実現したい方は、ぜひ最後までお読みください。

システム改修の定義と目的

システム改修を正しく理解するためには、まず基本的な知識を整理しておくことが大切です。ここでは、システム改修の定義と目的、混同されやすい関連用語との違い、そして代表的な種類について解説します。
システム改修とは
システム改修とは、既存のシステムに対して機能の追加や変更、修正をすることです。完全に新しいシステムを構築するのではなく、現在稼働しているシステムに対して変更を加えます。
システム改修の目的は、不具合の解消や機能拡充をして、その価値を最大限に引き出すことです。技術の進歩や市場の動向、法規制の変更など、ビジネスを取り巻く環境は常に変化しています。
このような変化に対応するためには、機能追加や使いやすさの向上など、システムの改善が必要になります。業務効率の向上や新たなニーズへの対応を実現し、安定したシステム稼働を図るために改修を実施します。
システム開発・保守・更改(リプレイス)との違い
システム改修と混同されやすい用語に「保守」「更改(リプレイス)」があります。
| 用語 | 目的 | コスト | 期間 |
|---|---|---|---|
| システム開発 | 新しいシステムをゼロから構築 | 高 | 長期 |
| システム改修 | 既存システムの機能追加・修正・改善 | 低〜中 | 短〜中期 |
| 保守 | システムの安定稼働と維持管理 | 低(長期継続) | 継続的 |
| 更改(リプレイス) | 老朽化したシステムや基盤の刷新 | 高 | 長期 |
保守とは、稼働中のシステムを安定的に運用し続けるための日常的な維持管理を指します。不具合の監視や軽微な修正、問い合わせ対応などが中心で、機能そのものを大きく変えることはしません。
一方、更改(リプレイス)とは、老朽化したシステムの全体、もしくは一部を新しく刷新することです。既存の設計思想にとらわれず、最新の技術基盤で作り直す点が改修とは異なります。
システム改修の7つの種類
改修の目的とタイミングを押さえたところで、次に改修の種類を理解しましょう。システム改修は、対応する目的によっていくつかの種類に分類できます。自社の課題がどの種類に当てはまるかを把握しておくと、開発会社への依頼内容も整理しやすくなります。
- 機能追加:新しい業務ニーズに対応するため、既存システムに新機能を加えること
- 不具合修正:エラーや動作不良など、システムの不具合を解消すること
- UI/UX改善:画面レイアウトや操作フローを見直し、使いやすさを高めること
- パフォーマンス改善:処理速度やレスポンスを最適化し、快適な動作を実現すること
- セキュリティ強化:脆弱性の修正やセキュリティパッチの適用により、安全性を高めること
- 法改正対応:税制改正や各種法令の変更にシステムを対応させること
- バージョンアップ:OSやミドルウェア、ソフトウェアを最新版に更新すること
システム改修を実施するタイミング

システムの価値を最大限に引き出すためには、適切なタイミングでのシステム改修が不可欠です。ここでは、システム改修を実施する4つのタイミングについて解説します。
- 不具合が発生したとき
- 新しい機能を追加するとき
- 既存機能をより使いやすく改善するとき
- 法改正への対応が必要になったとき
タイミングを見逃さず、適切な時期に改修を実施しましょう。
不具合が発生したとき
システムが正常に動作しない、意図しない挙動を示すといった不具合(バグ)が発生した場合、その問題を解消するためにシステム改修が必要になります。軽微な修正から、大規模な改修が必要となる場合まで、不具合の程度によって対応範囲はさまざまです。
不具合を放置すると、業務に支障が出るだけでなく、セキュリティ上のリスクが高まるおそれもあります。不具合が発生した際は、迅速な原因究明と対応を進めましょう。
新しい機能を追加するとき
ビジネス環境の変化や新たなニーズに対応するため、既存のシステムに新しい機能の追加が求められる場合もあります。たとえば日々の業務において、特定の作業に多くの時間や手間がかかっている場合、新しい機能の追加で効率化につながるかもしれません。
また、市場のトレンドや顧客の要望が変化した際も、システムに新しい機能を追加する契機です。顧客から新しいサービスや機能に対する要望が寄せられた場合、機能を追加することで顧客満足度が高まり、競争優位性を確立させられるでしょう。
既存機能をより使いやすく改善するとき
既存の機能がユーザーにとって使いにくい、操作に手間がかかるなどの課題がある場合、ストレスや作業効率の低下に直結します。このような場合、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を改善するためのシステム改修が有効です。
具体的な改善点としては、画面レイアウトの変更、入力項目の整理、操作ボタンの配置調整などがあげられます。直感的で分かりやすい操作性を実現することで、ユーザーの満足度向上に期待できるでしょう。
OSやミドルウェアのサポート終了に伴うセキュリティ強化が必要なとき
システムの基盤となるOSやミドルウェア、プログラミング言語のサポートが終了すると、セキュリティ対策の目的で改修が必要になります。サポート切れの状態でシステムを使い続けると、不正アクセスや情報漏洩、サイバー攻撃の標的になるリスクが高まるからです。
一般的にはサポート終了はメーカーから事前にアナウンスされます。そのため、告知されたら新しいOSやミドルウェアへの対応を早めに計画し、余裕を持ったスケジュールで改修を進めることが重要です。
システム改修にかかる費用の目安

システム改修の費用は一般的に、30万円〜が目安と言えるでしょう。ただしシステムの規模や複雑性、画面数や機能数、希望工期などによっても大きく変動します。銀行の勘定系システムの複雑な改修になると、何十億円という金額になることもありますので、あくまで参考値としてご理解いただけたらと思います。
規模別の費用目安
改修規模によって費用感は大きく異なります。目安として、以下の3段階で覚えておくとよいでしょう。
| 規模 | 主な内容 | 料金目安 |
|---|---|---|
| 小規模 | 画面の軽微な修正、単一機能のバグ修正 | 50万円〜200万円 |
| 中規模 | 複数機能の追加、UI/UXの改善 | 300万円〜800万円 |
| 大規模 | システム全体の設計変更、基盤の刷新 | 1,000万円以上 |
人月単価の考え方
システム改修プロジェクトにおける費用は、おもに人件費で構成されています。エンジニアの「人月単価」と呼ばれる指標をもとに算出されるのが特徴です。
人月単価とは、エンジニア1人が1ヶ月間稼働する際にかかる費用を示す指標であり、人件費は以下の計算式に基づいて算出されます。
| 人月単価×人員数×開発期間=人件費 |
たとえば、人月単価100万円のエンジニアが2人で作業にあたると仮定します。改修作業が1ヶ月かかった場合、トータルの人件費は200万円です。
| 100万円(人月単価)×2人(人員数)×1ヶ月(開発期間)=200万円 |
なお、高スキルな人材は人月単価が高いですが、プロジェクトの進捗を加速し、全体的なコストを抑える効果も期待できます。
システム改修の費用は上記の目安を参考にしつつ、システムの複雑さや必要なエンジニアのスキルレベル、開発期間などを総合的に考慮することが重要です。
なおシステム開発自体の費用相場は以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
関連記事:システム開発にかかる費用はどのくらい?内訳と算出方法も解説
システム改修の流れ

システム改修を成功させるためには、計画的なアプローチが不可欠です。以下のプロセスを経て実施されます。
- 現状分析と課題の特定
- 要件定義
- 開発・テスト
- 導入・移行
ここから、それぞれの段階について詳しく見ていきましょう。
現状分析と課題の測定
まず、システムの問題点や改善すべき点を把握するため、現在の状態を調査します。具体的には、担当者へのヒアリングや実際のシステム操作による検証、ログデータの解析などを実施します。
システム改修においては、表面的な問題だけでなく、システムの根深い課題や潜在的なリスクを洗い出すことが重要です。多角的な情報を総合的に評価することにより、改修の優先順位付けや効果測定が実施しやすくなります。
要件定義
現状分析で明らかになった課題やニーズに基づき、具体的にどのような改修を行うのかを定義する段階です。具体的には、改修によって実現すべき具体的な機能一覧や画面遷移図、データモデル、インターフェース仕様などを文書化・図式化していきます。
この要件定義の精度が、開発やテストにおけるフェーズでの成果を大きく左右します。要件定義では現時点でのニーズを満たすだけでなく、将来的な拡張性や保守性も考慮に入れることが肝心です。
関連記事:システム開発の要件定義とは?欠かせない要素と進め方を解説
開発・テスト
定義された要件に従って、実際にシステムの修正や機能追加などの開発作業を行うフェーズです。プログラマーやエンジニアがコードを記述し、システムを構築していきます。
また、システム改修では、各段階に応じて以下のようなテストが実施されます。
- 単体テスト:個々のプログラムの動作確認
- 結合テスト:複数のプログラムを連携させた際の動作確認
- 受け入れテスト:実際にシステムを利用するユーザーによる最終確認
開発中も適宜テストを実施することで、隠れた不具合を洗い出すことが可能です。要件定義で定められたとおりに動作するかを確認し、品質基準を満たしたシステムが納品されます。
その他、システム開発・改修におけるテストの種類は以下の記事で解説していますので併せてご覧ください。
関連記事:システム開発におけるテストの種類は?工程別に特徴と進め方、成果物を解説
導入・移行
品質が確保されたシステムを、本番の環境に導入する段階です。改修したシステムを業務で利用するための準備や、切り替え作業が行われます。
業務への影響を最小限に抑えるために、データの移行方法やタイミングが慎重に検討され、必要に応じてリハーサル(移行テスト)も実施されます。この際、トラブルが発生した場合を想定し、バックアップ体制を万全にしておくことが不可欠です。
移行作業が無事に完了したら、ユーザーへの操作説明やトレーニングなどを行います。導入後も、システムが安定的に稼働するよう、必要に応じて調整や修正が実施されます。
システム改修の費用が高額になりやすいケース

システム改修の費用は規模や修正内容によって変動しますが、とくに次の条件下では金額が膨らむ傾向にあります。
- 広範囲な修正が必要となる場合
- データベースの改修が必要な場合
- 設計が複雑なシステムを改修する場合
それぞれのケースを解説します。
広範囲な修正が必要となる場合
システムの根幹部分に手を加える必要がある場合や、複数の機能にまたがる大規模な変更を行う場合、費用が膨らむ傾向があります。
とくに長年運用されてきたシステムでは、技術的な負債が積み重なっていることも少なくありません。最新の技術やセキュリティ要件に対応するため、既存の複雑な構造を解析するだけでも多大な時間と労力を要します。
広範囲な修正では設計の見直しだけでなく、多くのプログラムコードの書き換え、それに伴う細部にわたるテストが必要です。そのため、必然的に改修期間が長期化し、多くのエンジニアのリソースを投入することになります。
データベースの改修が必要な場合
データベースの改修とは、データベースの構造や機能を変更し、システム全体の機能向上や安定化を図る作業です。構造の変更からデータの移行、形式の変換など、あらゆる種類の変更が必要となり、作業期間が伸びるため、費用も高額になる傾向です。
また、改修作業中や完了後には、データ整合性の検証やパフォーマンス確認のため、入念なテストが欠かせません。特にデータ量が多い大規模なシステムにおいては、高度な技術と綿密な計画が求められます。
これらの準備作業やテスト作業にもコストと時間がかかるため、データベースの改修を伴う場合は、総費用が膨らみやすいことを認識しておくことが大切です。
設計が複雑なシステムを改修する場合
システム改修では、既存の構造との整合性を保ちながら改修を進める必要があり、設計が複雑な場合は、作業に制約が生じます。このような場合、既存の技術に合わせて複雑な実装を行わなければならず、開発効率を低下させるため、結果的に費用の増大を招きます。
さらに、不具合が老朽化や技術的な負債による場合は、将来的な保守性や拡張性も考慮したうえで、システムの再設計や内部構造の改善も検討されるのが一般的です。一時的な修正で済ませるのではなく、長期的な視点でシステムの健全性を高めることが、将来的な改修コストを軽減することにつながります。
内製と外部委託、どちらが良いか

システム改修を進める際、まず検討すべきなのが「自社のエンジニアが対応する内製」か「開発会社に依頼する外部委託」か、プロジェクト全体の体制です。判断基準は主に次の4点です。
- 社内に改修を担えるスキル・リソースを持つエンジニアがいるか
- 改修の専門性や規模(大規模改修・最新技術の導入など)に見合う技術力を確保できるか
- 求められる対応スピード(内製は柔軟だが、外部委託は専門力で短期化しやすい)
- 将来的に改修ノウハウを社内に蓄積し、内製化を進めたい方針があるか
内製は自社の業務フローに精通したメンバーが対応できる柔軟性が強みですが、対応範囲がエンジニアのスキルやリソースに左右されます。一方で、外部委託は専門的な技術力と実績を活かせるため、大規模改修や専門性の高い改修に向いています。
なお、外部委託を選んだ場合でも、工程の一部を自社で分担することで費用を抑えられます。具体的な分担方法は後述の「自社で対応する範囲を増やす」で解説します。
システム改修の費用を抑えるポイント

システム改修の費用対効果を高めるためには、不要なコストを削減することが大切です。
以下3つのポイントを押さえ、費用を賢く抑えましょう。
- 改修の目的と範囲を明確にする
- 自社で対応する範囲を増やす
- リプレイスも検討する
それぞれ解説します。
改修の目的と範囲を明確にする
改修の目的と範囲が曖昧なまま開発を進めると、途中で方向性が変わったり、認識のズレによる修正が発生したりするリスクが高まります。不要な作業を削減するためにも、改修の目的や範囲を定めておくことが大切です。
本来必要のない機能追加や修正などの工数が省け、手戻りを防ぐことにつながるでしょう。手を加えるべき範囲が明確になることで、開発チームは無駄な作業に時間を費やすことなく、効率的に作業を進められます。
自社で対応する範囲を増やす
外部にすべて委託するのではなく、対応できる部分は自社が行うことで、費用削減につながります。たとえば、以下のような工程を自社が担うことで、外部に委託する量を減らすことが可能です。
- 現状分析や要件定義を進める
- 軽微な不具合の修正を行う
- ドキュメントを作成する
ただし、このような対応を実施するには、社内のITリソースが必要になるケースも少なくありません。そのため、事前に社内リソースの有無やスキルレベルなどを正確に把握し、無理のない範囲で対応を検討することが重要です。
関連記事:システム改修におすすめの開発会社12選|依頼時のポイントも解説
リプレイスも検討する
システム改修の費用が膨らむ可能性がある場合や、改修によっても根本的な問題解決が難しいと判断される場合には、完全に新しいシステムに置き換えるリプレイスも視野に入れるべきです。
初期投資は大きくなる可能性がありますが、長期的な視点で見ると老朽化したシステムを維持し、改修し続けるコストよりも安価になる場合があります。システム改修の方向性に迷う場合は専門家へ相談し、客観的な意見や最適な解決策を求めるようにしましょう。
システム改修を依頼する会社の選び方

システム改修を依頼する場合、どの開発会社に依頼するかがプロジェクトの成否を左右します。以下のポイントを確認しながら、複数社を比較検討するとよいでしょう。
| 確認すべきポイント | 具体的なチェックポイント |
|---|---|
| 実績と専門性 | 自社の業界や類似システムでの改修実績があるか |
| 技術力と対応力 | 古いシステムや最新技術への対応経験、トラブル時の対応力 |
| コミュニケーション | 要件のヒアリングや説明が分かりやすいか、質問への回答が的確か |
| コストパフォーマンス | 見積もりの内訳が明確で、金額の根拠に納得できるか |
| サポート体制 | リリース後の運用保守の範囲や契約内容が明確か |
見積もり金額の高さや安さだけで判断せず、なぜその金額になるのかを丁寧に説明してくれる会社を選ぶことが重要です。長期的に付き合えるパートナーとして信頼関係を築けるかどうかも、選定時の大切な判断材料になります。
システム改修の注意点

システム改修プロジェクトを円滑に進め、その成果を最大限に引き出すためには、以下の注意点を押さえておく必要があります。
- ディグレードテストを行う
- 十分なスケジュールを確保する
- マニュアルを整備する
それぞれ見ていきましょう。
ディグレードテストを行う
ディグレードテストとは、システム改修後に、既存の機能が改修によって意図せず損なわれていないかを確認するためのテストです。 システム改修では、新しい機能の追加や既存機能の変更を行う際に、これまで正常に動作していた機能が動作しなくなることがあります。
ディグレードテストでは、関連する既存機能や、影響を受けそうな重要な機能を中心にテストケースを作成し、改修前後の動作を比較します。改修による悪影響の早期発見・修正により、システムを安定的に稼働させることが可能です。
十分なスケジュールを確保する
システム改修は現状分析から要件定義、開発、テスト、導入といった複数の工程が必要です。それぞれの工程には、想定外の遅延や問題発生のリスクが伴います。
タイトすぎるスケジュールは、開発やテストの品質低下を招き、手戻りやリリース後の不具合を招くおそれがあります。質の高いアウトプットを生み出すためにも、各工程に十分な時間を確保し、余裕を持ったスケジュール感で改修を進めることが重要です。
マニュアルを整備する
システム改修後には、ユーザーが新しい機能や変更された操作方法を正しく理解する必要があります。スムーズな理解を助けるためには、分かりやすいマニュアルを整備しておくことが大切です。
網羅的にまとめられたマニュアルは、ユーザー自身で問題を解決できる機会を増やし、システムの利用促進につながります。改修内容に合わせて既存のマニュアルの更新、もしくは新規のマニュアルを作成しておくとよいでしょう。
よくある失敗パターンと対策
ポイントを理解していても、準備不足によってトラブルが発生することがあります。代表的な失敗パターンとその原因を押さえておきましょう。
- スケジュール遅延:要件定義の曖昧さやテスト工程での不具合発見により発生しやすい
- 予算オーバー:追加要件の発生や工数見積もりの甘さが主な原因
- 既存機能への悪影響(ディグレード):既存システムの理解不足やテスト不足によって起こる
- データ移行の失敗:データ形式の不整合やバックアップ不足が原因になりやすい
これらの失敗を防ぐには、段階的なリリースや十分なテスト期間の確保、そして万一に備えたバックアップとロールバック手順の整備が有効です。改修前の準備を丁寧に行うことで、トラブル発生時にも迅速な復旧が可能になります。
システム改修に関するよくある質問(FAQ)
Q1. システム改修とシステム開発、保守、更改(リプレイス)はどう違いますか?
A. システム開発はゼロからの新規構築、保守は稼働中システムの日常的な維持管理、更改(リプレイス)は老朽化システム全体の刷新であり、システム改修はその中間で既存の基盤を活かしながら機能追加・修正・改善を行うものです。
Q2. システム改修にかかる費用はどのくらいが目安ですか?
A. 小規模なら数十万円〜200万円程度、中規模で300万円〜800万円程度、大規模な基盤刷新を伴う場合は1,000万円以上になることもあります。
Q3. システム改修はどのくらいの期間で完了しますか?
A. 小規模な修正なら数週間〜1ヶ月、中規模なら1〜3ヶ月、大規模な改修では半年以上かかることもあります。
Q4. システム改修とリプレイス(作り直し)はどちらを選ぶべきですか?
A. 既存設計を活かして課題を解決できるなら改修、技術的負債が大きく改修を重ねるほど割高になるならリプレイスが適しています。
Q5. システム改修を外部に依頼する場合、何を基準に会社を選べばよいですか?
A. 改修実績、既存システムの調査力、コミュニケーションの質、リリース後のサポート体制の4点を基準に、見積もりの根拠まで確認して選びましょう。
Q6. システム改修で特に注意すべき点は何ですか?
A. 既存機能への悪影響を確認する「ディグレードテスト」を必ず実施し、あわせてバックアップとスケジュールの余裕確保、利用者への周知を行うことが重要です。
まとめ:目的や要件を明確にしてシステム改修を進めましょう

システム改修を成功させるためには、現状分析から導入・移行までの計画的なアプローチが不可欠です。自社の課題や状況に合わせて、適切なタイミングで実施しましょう。
システムの価値を最大限に引き出すためには、変化するビジネス環境に合わせて、柔軟にシステムを進化させていく姿勢も重要です。この記事のポイントを押さえ、実用的で効果の高いシステムを実現してください。

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<略歴>
大阪大学工学部、大阪大学大学院情報科学研究科修了。
国内最大手IT企業の株式会社NTTデータで大手金融機関向けに債権書類電子化システム、金融規制・法規制対応システムの要件定義・インフラ設計・開発・構築・複数金融サービスのAPI連携等を手がける。その後、株式会社GeNEEの取締役に就任。
<資格>
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、Oracle Master Platinum等多数
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