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学生時代、アメリカ・サンフランシスコに滞在する機会があり、IT化の進んだ社会を肌で感じました。料理の注文はDoorDash、移動はGrabHubやLyft、 宿泊先はCouchSurfingやAirbnbといった革新的なITサービスに触れることで、日常生活の変化と質の高まりに心踊らされました。またそれと同時に、 IT化が浸透したシリコンバレーの暮らしには何かモノ足りなさを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

これは帰国後に気づいたことですが、現地で感じた空虚感は、サービス力の低さからくるものでした。優れた流行のアプリを使用して配車したものの、 時間通りに来ない運転手や速度超過を全く気にしない危険な運転手と幾度となく出会いました。そのような経験をしてしまうと「配車サービス」としてサービスを評価したときに高い点数をあげることはできません。 今日ではサービス利用者の双方が評価する仕組みなどを取り入れ、改善努力をしているように見えるのですが、技術が主軸の会社であればあるほど、改善しきれていない点が沢山あるように思えます。

一方、私たち日本人の生活はどうでしょうか。ITの面ではアメリカに遅れを取っているかもしれませんが、サービス品質面では同等以上の力があるように感じます。 それは日本という国が、礼儀や作法、マナーを学習できる教育環境が整備されているからだと思います。また旧来から持続的な改善努力を強みとする会社も多数存在しています。 教育環境が整備された日本のサービス品質は業界・業種関係なく非常に高く、近い将来においてはこのリアルサービスの力が一つの国際的な競争源泉になり得ると考えてます。

ITと呼ばれる技術力が重要な要素であることは疑う余地がありませんが、 わたくしたち株式会社GeNEEは、ITはあくまで「手段」として活用するものであり、人々が体感する本質的価値はリアルを通じて生み出されるサービスに潜在していると考えています。 そのため、ミッションで標榜した通り、これから先も「IT」と「リアル」の要素を両軸から伸ばす事業を通じて、人々の生活空間を今まで以上に快適なものへと変えていけたらと思います。

株式会社GeNEE 代表取締役社長 日向野卓也