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本プロジェクトは、汎用的なパッケージソフトからスクラッチ開発に切り替えたものでした。お客様はパッケージソフトのサポート終了に伴い、アップデート版のパッケージソフトを継続的に使用するか、新しく自社の業務システム（購買管理/販売管理/在庫管理システムが主軸）を開発するか、悩まれていました。最終的には、自社業務オペレーションに合わせた柔軟なカスタマイズが可能なスクラッチ開発に魅力を感じていただき、ご発注いただくこととなりました。
お客様の状況【開発前】
・カスタマイズが続き、パッケージソフト販売会社に払う月額料金が膨らみ続けていた
・パッケージソフトでは主要機能のカスタマイズが行えず、業務オペレーションに大きな課題を感じていた
・毎月取引量が急増する中、業務オペレーションに支障が出ていた
お客様の状況に対するGeNEEのアプローチ
・汎用的なパッケージソフトとスクラッチ開発した自社システムの違いを説明
・組織体制、各部門の業務オペレーションを徹底して調査し、付随（会計管理等）システムと上手く連動させる
・要件定義の中で各部門の作業を把握し、部門別に合ったシステムを提案
リリース後の成果
・定型業務の効率化を促進。年間当たり５名分の人件費削減に成功
・部門担当者の気持ちを考慮したUI/UXを採用し、約９３％の利用満足度を獲得
・運用保守/アフタサポートにより、半永続的に使いやすい業務システムを提供
システム化により、大幅な業務稼働時間削減を達成
汎用的なパッケージソフトを使用されていた際、受注・販売・在庫関連の処理が適切に連動されておらず、エラーの補正処理等にかなりの時間を費やしていました。また当時の現場では、パッケージソフトでは補いきれない箇所をExcelやAccessでカバーしており、複数部門で似たような作業を繰り返し実施していました。結果として、各部門では重複業務が発生し、一部の方々は毎日残業を行う状況がありました。スクラッチ開発のご用命をいただいた後、販売部、生産部、営業部、管理部といった方々の業務理解に努めるところからスタートし、各部門で発生する重複業務、非効率な業務を洗い出し、どのような改善が可能か、提案書にまとめ、全社的な合意をいただきました。提案書に従って要件定義や設計、開発を進めた結果として、年間当たり５名分の人件費削減に成功しました。
UI/UXの高いシステムはずっと使い続けることができる
昨今、クラウド化が進む中でも業務系システム関しては、未だ画面の見映えや作りがシンプルなものが多くございます。システムを起動した際、直感的に各項目がどのような機能を持ち合わせているのか、分からないものも沢山存在しております。GAFAと呼ばれる外資系IT企業の登場により、国際的なメジャーサービスの多くには高品質なUI/UXデザインが施されるようになりました。その結果、若い世代を中心として、見栄えがよくて使いやすい、いわゆる直感的操作が可能なシステムやアプリに慣れを感じてきています。そのような状況もあり、システム投資を怠る企業の社内スタッフは大変な状況に陥っているのも実情です。特に、新卒で企業に採用されたスタッフは、先述したUI/UXに優れたシステムやアプリに使い慣れていますので、１０年や１５年以上も前に開発されたレガシーなシステムに触れると、困惑してしまうのです。
本プロジェクトでもパッケージソフトのデザイン面は１０年以上近く改修がなされていませんでした。そこからUI/UXも含め、システムを新しく刷新することが決定しました。刷新した結果、新システム導入後の利用状況アンケートでは、「最初はシステム移行に抵抗があったけど、今ではサクサクとシステムを使用することができ、とても助かっています。」というような感想をいただいております。社内のスタッフひとりひとりがエンドユーザであり、分かりやすくて使いやすいUI/UX性の高いシステム開発を行うことで、業務効率が上がり、さらには業務に対する満足度を高めるきっかけにもなるのです。
お客様一社一社に合わせた、
柔軟なフォローアップ体制とアフターフォロー
市販のパッケージソフトとは異なり、スクラッチ開発の強みのひとつは、お客様からいただくご要望に対し、柔軟に対応できる点にございます。本プロジェクトのお客様は、１０年以上前に導入したパッケージソフトの突然のサポート終了に戸惑い、非常に困惑されていたことを思い出します。購買管理や販売管理、受注管理、在庫管理といった機能は業務システムの中核部分です。本プロジェクトのお客様は、それらの大半を市販の汎用的なパッケージソフトに委ねていましたので、下手をすると、業務が停止し、エンドユーザの信頼を失うことすら考えられました。そのような事態は必ず避けるべく、弊社はお客様一社一社に合わせた開発体制とサポート体制を敷いております。
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