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生産管理システム等の開発

本社と地方にある複数工場で使用する現行の基幹系システム(生産管理, 購買管理, 販売管理, 会計管理システム含む)の連携部分の使いずらさが問題となっていた。またシステム上で不具合が多発し、ExcelやAccessなどでフォロー管理を行う状況に陥っていた。本社及び工場のスタッフの方々にヒアリングした後、現状の課題を洗い出し、根本原因を明らかにした。開発途中でも軌道修正が可能な「アジャイル」での開発体制を敷き、プロジェクトを始動。各機能の完成形を見ながら、お客様とともに業務システムを共創。完成後の基幹システムに対するアンケート調査では従業員満足度93.2%を記録。(現在、運用保守対応中)

※お客様との秘密保持契約に従い、画面はイメージ資料に差し替えております。

お客様の状況【開発前】

・ExcelやAccessファイルが膨大に増え、また毎月エラーを吐き出す状況が続いていた
・現行の基幹システムが非常に使いづらく、本社と工場間のデータ連携等でミスが多発していた
・各所で情報やデータがばらつき、精緻な経営管理・経営分析が行えていない

お客様の状況に対するGeNEEのアプローチ

・各所で利用されているソフトやシステム等を全把握し、目指すべきシステム理想像を描写
・マスタ管理方法の見直しから本社、工場間の役割を明確化し、強固な管理体制を構築
・ERP(企業資源計画)案を立案し、データの一元管理・分析を目指す

リリース後の成果

・仲介業務等を徹底排除。単純作業の自動化/機械化を実現し、年間約15,300時間の業務削減を達成
・権限移譲内規等を通じた役割分担の明確化。責任転嫁ができない組織体制の構築
・経営方針や事業方針立案に役立つダッシュボード分析機能を搭載することで経営に重要な示唆を

システムを利用した業務効率化により、作業時間を大幅に削減

当時、お客様の組織内では各部署がそれぞれにExcelやAccessファイルを利用してデータ管理等を行っていました。オペレーションが分散化してしまい、結果として仲介役のようなスタッフが生まれ、AccessからExcelにデータを置き換えてまた別のファイルに書き換えをしたり、CSVを基幹システムにインポートし、吐き出されたアウトプットをまた別のファイルにエクスポートするような非効率な作業が方々で行われていました。そこで、生産管理部や購買部、管理部のスタッフの方々が日常的にどのような作業をなされていて、どの工程で業務重複や無駄な作業が発生しているのか、オペレーション調査を実施しました。それらの調査結果を踏まえてERP化が完了した後、全工程間で仲介役として動かれていたスタッフ稼働(約8名分)を削減することが可能になりました。

各部署が担う役割をドキュメント類で整理

こちらのお客様は本社機能と生産・製造機能(工場)が分かれていました。また過去作られた権限委任内規や規程類の一部は形骸化が進み、役割分担が現場任せ(ブラックボックス化)になっていました。基本設計工程に入る前、各部署(生産部、購買部、販売部、管理部)の責任者と徹底した議論を行い、既存業務の棚卸を実施しました。議論の結果、本来生産部が責任を持つべきところ、管理部がその責任を担っていたり、生産部は購買部に責任があると思っていたものの、購買部はそれを認識していないことなどが明らかになりました。形骸化したドキュメント類を全て実業務ベースに落とし込み、どの部署がどのような責任・権限を持つのかを徹底して整理した結果、新規程類の施行以降は、各部署の責任の下、円滑に業務が遂行される状況となりました。

ERPを意識した基幹システム、
一歩先を読む経営管理・経営分析機能

企業が永続的に発展を遂げるためにはERP(企業資源計画)の概念は非常に重要です。大きな会社になればなるほど、統制を取ることが難しく、各担当がそれぞれのやり方で行動を取るケースが多く、これが進行してしまうと後々ERPとしてのデータ一元管理が難しくなったり、場合によってはシステムを0ベースから開発することになり、非常に大きなリスクとなります。ERPの概念を早い段階から基幹システムに取り入れていると、全社的なデータを活用し、企業経営に役立つ示唆や知見の創出に繋がります。またそれらをダッシュボード機能として組み込むことで、GUIベースで将来業績予測やボトルネックとなっている部署や担当の自動抽出等を行うことができ、経営会議や取締役会等で議論の題材となるデータ分析が機械的かつ自動で行えるようになります。

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