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2022.09.30

北里大学医学部の実装研究(200401-01)に研究協力しました

弊社・株式会社GeNEEは、令和2ー4年度労災疾病臨床研究事業費補助金事業研究「小規模零細事業場の構成員に必要な支援を効率的に提供するツールと仕組みを通してメンタルヘルス対策を浸透させることを目指す実装研究(2004-01)」(研究代表者:堤明純 北里大学医学部教授)にシステム開発・アプリ開発会社の立場から研究協力を行いました。

現在、従業員数50名未満の小規模事業所で働く方は、日本の労働者の大半を占めています。しかしながら、小規模事業所で働く労働者のメンタルヘルス(心の健康)、ストレスに対する施策は十分に行われておらず、一部の研究では小規模事業所で働く労働者の約半数に、鬱の症状がみられたと報告がなされています。過労死事例の半数以上は小規模事業場で発生しており、過重労働やそれに伴う心の健康障害も日本国が抱える一つの大きな課題です。

小規模事業所で働く人がメンタルヘルスやストレスについて理解し、仕事の悩みや不安に対して自分自身で対処できるための仕組みを早急に普及・浸透させる必要があります。Webやアプリを利用した心理教育は、受動的なものでありながらも精神健康の改善に効果があることが過去の研究からも判明しています。本実装研究では、Webやアプリを活用することで、多くの方に使っていただきやすいプログラムとしています。

本プロジェクトでは、北里大学医学部の他、東京大学大学院医学研究科、産業医科大学IR推進センター、独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所、日本赤十字看護大学、一般財団法人京都工場保健会などの専門家による監修・フォロー体制だけでなく、実際の小規模事業所を経営される社長や取締役、小規模事業所を担当している社会保険労務士、産業医など、実情に詳しい方々にご参画いただき、共同でプログラムの作成および普及と社会実装に向けての準備を進めています。実際の社会に根付くプログラム化を図るためには、研究者の力だけではなしえることが難しく、産学官連携が必須になります。

弊社・株式会社GeNEEもシステム開発・アプリ開発会社としての専門的な立場から研究協力いただく多くの方からの現実的なご意見をしっかりとくみ取り、研究協力に参加させていただいております。本プロジェクトが、小規模事業所で働く方々に役立つセルフケアとなり、またそれが多くの労働者の手元に届くことを祈念しております。

 

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