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公開日:2026.08.20 更新日:2026.09.09

React / リアクトとは?特徴やメリット・デメリット・活用事例を紹介

鈴木聡一郎
監修者
取締役 鈴木聡一郎
React リアクトとは?特徴やメリット・デメリット・活用事例を紹介

React(リアクト)とは、世界的に非常に人気が高いJavaScriptライブラリです。有名なWebアプリケーションの多くがReactを使って開発されています。「フレームワーク」ではなく「ライブラリ」に分類される点も、Reactの特徴を理解するうえで押さえておきたいポイントです。

本記事では、そんなReactの特徴やメリット・デメリット、活用事例をわかりやすく解説します。

GeNEEは、Reactをはじめとしたモダンなフロントエンド技術を活用したWebアプリ開発を支援しています。新規Webサービスの開発から既存システムのUI刷新まで、幅広い実績があります。まずは開発事例をご覧ください。
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Reactとは

Reactとは

Reactは、世界中のWebサービスで採用されているJavascriptライブラリです。Reactとは何かを知るにあたって、まずは基本的な概要と、よく混同される「フレームワーク」との違い、そして近年利用が広がっている「Next.js」との関係について見て行きましょう。

Reactの概要

Reactとは、WEBアプリのユーザーインターフェース(UI)構築に特化したJavaScriptライブラリです。React.js(リアクトジェイエス)と呼ばれることもあり、「リアクト」と読みます。

Reactは、Webアプリのユーザーインターフェース(UI)構築に特化したJavaScriptライブラリです。React.jsとも呼ばれます。

JavaScriptはWebサイトやWebアプリに動きを付けるプログラミング言語で、通常はライブラリやフレームワークを活用して開発されます。

Reactは世界中で高い人気を誇り、Facebook(現Meta)だけでなく、Instagram、Netflix、Airbnb、Uber、Slackなど、数多くの著名なWebサービスで採用されています。

関連記事:JavaScriptとは?特徴やメリット・デメリット、活用事例を解説

ReactはもともとFacebookが開発したライブラリで、2013年にオープンソース化されました。もちろんFacebookのUIにもReactが使われています。

Next.jsとの関係

Reactが普及するにつれ、Reactをベースにしたフレームワーク「Next.js」を採用するプロジェクトも増えています。Next.jsは、ルーティングやサーバーサイドレンダリング(SSR)などを提供するフレームワークです。

ReactはUI構築に特化したライブラリのため、SEOや初期表示速度を重視するならSSR・SSGを標準搭載するNext.jsが有力な選択肢です。React単体ではカバーされていない機能を提供してくれるため、大規模Webアプリ開発でReactと組み合わされるケースが多く見られるようになりました。

GeNEEでは「ReactでWebアプリを開発したい」「使いやすいUIのシステムをゼロから構築したい」「フロントエンドからバックエンドまで一社に任せたい」といった企業さまのご相談を承っています。技術選定・要件定義から開発・保守まで一気通貫で対応していますので、まずはサービス詳細をご確認ください。
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Reactはフレームワークではなくライブラリ

Reactはフレームワークではなくライブラリ

Reactは、公式サイトでも「The library for web and native user interfaces(Web とネイティブユーザインターフェースのためのライブラリ)」と説明されており、あくまでUIを構築するための機能に特化した「ライブラリ」です。これに対して、AngularやVue.jsは「フレームワーク」と呼ばれることが一般的です。

ライブラリとフレームワークの違いは、提供する機能の範囲にあります。ライブラリは特定の機能(Reactの場合はUI構築)を提供するプログラムの部品であるのに対し、フレームワークはアプリケーション開発の土台となる、より広い範囲の機能や設計方針を提供するものです。

なお、Reactをベースにしたフレームワークである「Next.js」の存在から、React自体もフレームワークだと誤解されることがあります。しかし、Next.jsはReactにルーティングやサーバーサイドレンダリングなどの機能を追加した別のフレームワークであり、React自体はあくまでUI構築のためのライブラリです。厳密な分類にこだわりすぎる必要はありませんが、開発ツールを選定する際にはこの違いを理解しておくと役立ちます。

Reactの特徴

Reactの特徴

Reactは、次の特徴を持っています。

  • ・宣言的なView
  • ・コンポーネントベースのUI構築
  • ・効率的なレンダリング

宣言的なView

Reactは、Webアプリの各部分のView(見た目)を、「こういう表示にしたい」と宣言的に記述できます。期待する表示を得るための処理プロセスを書く必要がある手続き型のコードと違い、シンプルな記述が可能です。この特徴はコードの可読性を高め、品質が維持しやすく保守性にも優れたWebアプリ開発を実現します。

具体的には、ReactのViewの記述にはJSXという構文を使用します。JSXは、HTMLとほぼ同じ構文で記述でき、JavaScriptの処理も組み合わせた記述も可能です。JSXを使うことで、HTMLのようにシンプルでわかりやすい宣言的なコードが書けます。

コンポーネントベースのUI構築

Reactでは、WebアプリのUIをコンポーネントと呼ばれる部品に分割して管理します。コンポーネントは、単独で機能する再利用可能な部品です。例えばナビゲーションメニューや問い合わせフォーム、ボタンなどがコンポーネントになります。Reactは、このコンポーネントを組み合わせることで、Webアプリ全体のUIを構築します。

効率的なレンダリング

Reactは、レンダリング(UIの見た目を描画してブラウザに表示するプロセス)の仕組みにも特徴があります。Reactでは、Webアプリの表示を変更する場合、すぐにブラウザ上の表示を更新せず、いったんメモリ上に描画内容を生成します。この、メモリ上に生成した描画内容を仮想DOMと呼びます。そして、古い仮想DOMと新しい仮想DOMを比較して差分を計算し、その差分のみを実ブラウザ上にレンダリングする仕組みとなっているのです。この仕組みにより、最低限の描画でブラウザの表示が更新できる効率的なレンダリングが可能です。

Reactで開発するメリット

Reactで開発するメリット、デメリット

Reactは、次のようなメリットがあります。

  • ・開発期間が短縮できる
  • ・きれいなデザインのUIが簡単に作れる
  • ・ユーザビリティが高いWEBアプリが作れる
  • ・拡張を重ねても品質を維持しやすい
  • ・iOSアプリとAndroidアプリを一括で開発できる

このようにメリットが多いことが、世界的に人気になっている理由と言えます。

開発期間が短縮できる

Reactを使って開発することで、次のような生産性向上の効果があります。これにより、開発期間やテスト期間を短縮できるのです。

  • ・一度作成したコンポーネントを再利用することで、重複したコードを書く手間を省ける
  • ・JSXを使えばシンプルで可読性が高いコードを記述でき、バグに気付きやすくなる
  • ・世界中で使われているため、React向けのライブラリやコンポーネントのパッケージが数多くあり、これらを活用することでイチからコードを書く手間を省ける

きれいなデザインのUIが簡単に作れる

Reactは、コンポーネントの組み合わせでUIを構築する仕組みです。コンポーネントは自分で作成できるほか、サードベンダーが提供しているコンポーネントのパッケージを利用することも可能です。Microsoft(Fluent UI React)など、各社がReact用のコンポーネントパッケージを提供しており、これらのパッケージを活用すれば、きれいなデザインのUIを簡単に構築できます。

関連記事:UI/UXデザインを考慮したシステム開発・アプリ開発の重要性

ユーザビリティが高いWebアプリが作れる

Reactは、仮想DOMを使った効率的なレンダリングによって、UIの表示を短時間で更新できます。更新がもたつかずサクサク表示が切り替わるため、ユーザーがイライラすることなく快適に操作できるWEBアプリの開発が可能です。

拡張を重ねても品質を維持しやすい

Reactは、WEBアプリを拡張する際に、プログラムの修正箇所をReactのコードに集約しやすいといったメリットもあります。

例えばjQuery (JavaScriptライブラリの一つ)を使って開発したWEBアプリの場合、拡張時にはJavaScriptとHTMLの両方のコード修正が必要になることがほとんどです。そのため、拡張を重ねるごとにコードが煩雑になり可読性が落ちていき、品質が維持しにくくなります。

一方、Reactを使って開発したWEBアプリの場合、JSXコードの修正が主になるため、HTMLを修正する必要がありません。そのため、コードの変更管理が楽になり、品質を維持しやすくなります。

iOSアプリとAndroidアプリを一括で開発できる

Reactの構文を用いてiOSやAndroidのネイティブアプリを開発するための、React Native(リアクトネイティブ)というフレームワークがあります。このReact Nativeを利用すれば、一つのReactコードをベースに、大部分を共通化しながらiOSアプリとAndroidアプリ両方のスマホアプリを開発できます。

さらに、WEBアプリ向けに作成したデータ処理などのロジック(仕組み)をスマホアプリに再利用することも可能です。WEBアプリ開発の知識をそのままスマホアプリ開発に活かせる汎用性の高さも、Reactが世界中で人気を集めている大きな理由の一つです。

関連記事: React Native / リアクト・ネイティブとは?メリット、デメリット、特徴、将来性を解説

Reactのデメリット

前章で紹介したとおり、Reactには多くのメリットがありますが、次のようなデメリット・注意点もあります。

  • ・見た目の変化が少ないWEBサイトの構築には向いていない
  • ・学習コストや環境構築の負担がかかる

見た目の変化が少ないサイトには向いていない

Reactは、見た目の変化が少ないWEBサイトの構築には向いていません。その理由は、仮想DOMのメモリ消費が大きいわりに、効率的なレンダリングの恩恵が少ないためです。ブログやニュースサイトのような表示の更新が少ないサイトの場合は、Reactを使うよりHTMLやPHPを使った従来の開発手法の方が、パフォーマンスが上がる場合があります。

学習コスト・環境構築の負担がかかる

Reactは、JSXや仮想DOMといった独自の概念を使用するため、従来のHTML+JavaScriptによる開発と比べて学習コストが高くなりがちです。特に、JavaScript自体の学習を始めたばかりの初心者にとっては、いきなりReact特有の考え方を理解するのはハードルが高く感じられることがあります。

また、ReactでJSXを使った開発を行うには、Node.jsやnpmといったパッケージマネージャー、webpackやViteなどのビルドツールを使った開発環境の構築が必要です。

従来のHTML+JavaScriptによる開発ではブラウザとテキストエディタだけで開発できたのに対し、Reactではこうした周辺ツールの理解や環境構築の手間が発生する点は、デメリットとして押さえておく必要があります。

もっとも、Create React AppやViteなどのツールを使えば環境構築の手間は大幅に軽減できるため、実際に手を動かしながら学べば習得は難しくありません。

Reactの活用事例

Reactの活用事例

Reactは、次のような分野で活用されています。

  • ・SPA開発
  • ・大規模なWebアプリ開発
  • ・スマホアプリ開発

SPA開発

SPA(Single Page Application)とは、一つのページで機能が完結していて画面遷移がないWEBアプリのことです。例えば、GmailやGoogleマップもSPAの一つです。SPAは1ページ内の機能が豊富な分、UIが複雑になり画面更新が重くなりやすい傾向があります。Reactを利用すれば、仮想DOMの仕組みより更新部分が限定され、複雑なUIでも画面更新が重くなりません。そのため、多くのSPA開発でReactが活用されています。

大規模なWebアプリ開発

Reactは大規模なWEBアプリの開発に適しており、FacebookやInstagram、Uberのような規模の大きいWEBアプリにも活用されています。Reactが大規模なWEBアプリに適している理由は、主に次の2つです。

  • ・コンポーネントを組み合わせることで、大規模で複雑なUIも比較的容易に構築できる
  • ・JSXの可読性の良さや変更管理のしやすさにより、WEBアプリの規模が大きくなっても保守がしやすい

スマホアプリ開発

React NativeによってiOSアプリとAndroidアプリを一括で開発出来ることから、スマホアプリ開発でReactが活用される事例も増えています。特に、WEBアプリとスマホアプリの両方を提供するサービスでは、Webアプリ向けのコードをスマホアプリ開発にも流用して、短期間でのスマホアプリ開発が可能です。

関連記事:スマホアプリ開発プロジェクトの具体的な流れと各工程の意味を解説

Reactの学習方法・始め方

Reactの学習方法・始め方

これからReactを学びたい方に向けて、代表的な学習方法を紹介します。

公式チュートリアルで学ぶ

正確で最新の情報を得たいのであれば、公式ドキュメントに勝るものはありません。そういう意味では、React公式サイトのチュートリアルで学ぶのが最も効率的といえるでしょう。

基本的な考え方から実際のコンポーネントを作るまでの流れを体系的に学べる内容になっているので、まずは一度目を通しておくことをおすすめします。

オンライン学習サービスで学ぶ

「Progate」のようなオンライン学習サービスでは、パソコンに開発環境を用意しなくても、ブラウザ上のスライドに沿ってコードを書き、その場で実行結果を確認しながらReactの基礎を学べます。

一方「Udemy」では、講師が実際にコードを書く様子を収録した動画講座が中心で、環境構築の手順から解説してくれる講座も多く、視聴しながら自分の手元でも同じコードを書いて再現する形で学習を進めます。短期間で実践的なスキルを身につけたい場合や、独学で学習を進めたい場合に向いている方法です。

書籍で学ぶ

体系的にじっくり学びたい場合は、書籍で学ぶ方法もおすすめです。手元に一冊あれば、必要なときにすぐ基本的な使い方を確認できます。JSXの書き方や仮想DOMの仕組みといった基礎から、Next.jsなど関連技術まで解説している入門書を選ぶと、実務にもつなげやすくなります。

よくある質問(FAQ)

FAQ

Q1|Reactはフレームワークですか?それともライブラリですか?

A. Reactはライブラリです。UIの構築に特化しており、Angularのようにアプリ開発に必要な機能一式を備えた「フレームワーク」とは異なります。

Q2|Reactを学ぶのにどのくらいの期間がかかりますか?

A. HTML・CSS・JavaScriptの基礎がある方であれば、基本的な使い方の習得は1〜3ヶ月程度が目安です。

Q3|Reactはどのようなサイト・アプリに向いていませんか?

A. ブログやニュースサイトのような、更新頻度が少なく動的な画面操作が少ないWebサイトには向いていません。

Q4|React NativeとReactの違いは何ですか?

A. ReactはWebアプリのUIを構築するライブラリで、React NativeはそのReactの考え方でiOS・Androidアプリを開発するためのフレームワークです。

Q5|ReactとNext.jsの違いは何ですか?

A. Reactは画面のUIを構築するライブラリで、Next.jsはルーティングやサーバーサイドレンダリングなどを標準搭載したReactベースのフレームワークです。

まとめ:Reactの特徴と強み弱みについて

まとめ:Reactの特徴と強み弱みについて

Reactは、世界的に人気が高いJavaScriptライブラリです。JSXによる宣言的なViewやコンポーネントベースのUI構築といった特徴を生かすことで、開発の生産性向上が期待できます。

また仮想DOMによる効率的なレンダリングの仕組みを活用して、ユーザビリティが高いWEBアプリの開発ができます。さらに、React Nativeフレームワークを利用すれば、Reactを使ってスマホアプリの一括開発も可能です。

そのためReactは、SPA開発や大規模なWEBアプリ開発、スマホアプリ開発で活用されています。その一方で、ブログやニュースサイトのような、表示の更新が少ないWEBサイトには向いていない上、独自の概念や開発環境の構築に一定の学習コストがかかる点にも注意が必要です。それらReactの特徴と長短を理解した上で自社プロジェクトに適用するかどうか判断するようにいたしましょう。

GeNEEは、Reactを活用したWebアプリ・管理画面・SaaSプロダクト開発の実績を持つシステム開発会社です。「Reactで新規サービスを立ち上げたい」「既存システムのフロントエンドをReactでリニューアルしたい」「UI/UXにこだわった開発ができるパートナーを探している」といったご要望に、要件定義から設計・開発・運用保守まで対応しています。まずはお気軽にご相談ください。

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監修者
鈴木聡一郎
鈴木聡一郎
取締役

<略歴>
慶応義塾大学経済学部、慶応義塾大学大学院・慶応義塾大学ビジネススクールMBA(経営学修士取得)卒業。
大手目がベンチャー企業の株式会社ディー・エヌ・エーで国内利用者数約200万人のメガヒットアプリ、マンガボックスアプリをゼロベースから開発。その後複数の大手企業を経て、株式会社GeNEEの取締役に就任。

<資格>
MBA(経営学修士)等

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