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公開日:2026.08.14 更新日:2026.08.17

プログラミング言語の一覧・種類と特徴を徹底解説!

斎藤裕一
監修者
取締役 斎藤裕一
プログラミング言語一覧_アイキャッチ

2025年9月時点、世の中に存在するプログラミング言語(開発言語)はメジャーなものからマイナーな言語まで合わせて約200種類以上存在しています。

しかし、実際にシステムやサービスの開発に活用されているのは、その中のおよそ約10%程度と言われています。

では、「プログラミングを始めようと思っている」又は「新しい言語を学びたいと思っている方」は、
どのように学ぶプログラム言語を選べばいいのでしょうか?

本記事では、以下の疑問について、弊社システム開発の専門家が解説します。

  • プログラミング言語とは、そもそもどのようなものなのか
  • 実際に開発会社は、どのような種類のプログラミング言語を使用しているのか
  • 自分がやりたい・実現したいプロジェクトにはどんなプログラミング言語が適しているのか
  • それぞれのプログラミング言語の将来性と、習得までの難易度とは

さまざまな種類のプログラミング言語を知り、あなたのキャリアを最大限に引き立てるプログラミング言語を選んでみてください。

プログラミング言語とは

学ぶプログラミング言語を設定する前に”何を作りたいのか”を考える

プログラミング言語とは、人がコンピュータに対して「何をしてほしいか」を伝えるための言語です。コンピュータは0と1の羅列である「機械語」しか理解できませんが、人間が機械語を直接書いて複雑な処理を指示するのは現実的ではありません。そこで、人間にとって読み書きしやすいテキスト形式の言語として、プログラミング言語が生み出されました。

プログラミング言語の仕組み

プログラミング言語で書かれた指示書(ソースコード)は、そのままではコンピュータが実行できません。「コンパイラ」または「インタプリタ」と呼ばれるプログラムを介して機械語に変換されることで、はじめてコンピュータはその指示通りに動作します。

あらかじめソースコード全体を一括で機械語に変換してから実行する方式を「コンパイラ型」、コードを1行ずつ解釈しながら実行する方式を「インタプリタ型」と呼びます。C言語やJavaはコンパイラ型、PythonやPHP、JavaScriptはインタプリタ型に分類されることが多く、この違いが実行速度や開発のしやすさにも影響します。なおJavaScriptなどインタプリタ型とコンパイル型を組み合わせた方式を取る言語もあります。

プログラミング言語でできること

プログラミング言語を使いこなせば、主に以下のようなことが可能になります。

  • Webサイトやアプリケーションの構築
  • スマートフォンアプリやデスクトップアプリの開発
  • 家電や車載機器などの電子機器の動作制御
  • AI・機械学習プログラムの開発

学ぶ言語を選ぶ前に大切なのは、「何を作りたいのか」「どんな仕事に就きたいのか」を明確にすることです。目的が定まっていないままなんとなく学習を始めると、途中でモチベーションを失いやすくなります。まずは本記事で紹介する言語の特徴や用途を知り、自分の目的に合った言語を見極めることから始めましょう。

プログラミング言語の種類一覧

主要なプログラミング言語を、分類・難易度・主な用途とあわせて一覧表にまとめました。

言語名分類難易度主なできること
PHPWeb系★☆☆☆☆Webサイト・Webアプリのバックエンド開発
RubyWeb系★☆☆☆☆Webアプリ開発(Ruby on Rails)
PythonWeb系/データ分析・AI系★★☆☆☆Web開発、データ分析、AI・機械学習
JavaScriptWeb系★★☆☆☆Webサイトのフロントエンド・バックエンド開発
SQLデータベース言語★☆☆☆☆データベースの操作・管理
HTML・CSSマークアップ言語★☆☆☆☆Webページの構造・デザイン
Javaアプリ開発系★★★★☆Androidアプリ、業務システム開発
Kotlinアプリ開発系★★★☆☆Androidアプリ開発
Swiftアプリ開発系★★★☆☆iOS・macOSアプリ開発
Objective-Cアプリ開発系★★★★☆iOSアプリの保守・開発
C#アプリ開発系★★★☆☆Windowsアプリ、ゲーム開発(Unity)
C言語システム・組み込み系★★★★☆OS・組み込みシステム開発
C++システム・組み込み系★★★★☆高速処理が必要な大規模システム、ゲーム開発
Go言語システム・組み込み系★★☆☆☆サーバーサイド開発、大規模分散システム
Rustシステム・組み込み系★★★★★安全性・速度が求められるシステム開発
Scalaシステム・組み込み系★★★★☆大規模分散システム(Twitter、LinkedIn等)
Rデータ分析・AI系★★★☆☆統計解析・データ分析
Juliaデータ分析・AI系★★★★★高度な数値計算・機械学習

主要プログラミング言語を徹底解説

GeNEE_有名な開発言語の種類

Web系言語

PHP

PHPは、Webアプリケーションのサーバーサイド(バックエンド)開発に特化したプログラミング言語です。「Hypertext Preprocessor」を再帰的に略した名称で、構文がシンプルなため、プログラミング初心者でも理解しやすく、コードの確認や修正が容易という特徴があります。

世界的なCMSであるWordPressの動的な仕組みにもPHPが採用されており、Facebookのバックエンド開発でも活用されています。

Ruby

Rubyは日本人(まつもとゆきひろ氏)が開発した、世界的に利用されているプログラミング言語です。コードが簡潔で読みやすく、「Ruby on Rails」という人気フレームワークを使うことでWebアプリケーションを素早く開発できます。

世界最大のクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)でも、Ruby SDKを通じてAmazon S3やEC2、DynamoDBなどのサービスを簡単に利用できる仕組みが用意されており、開発の生産性やコーディングスピードが求められる開発プロジェクトでも広く使われています。

関連記事:Ruby / ルビーとはどのような開発言語か。Rubyで出来ること・事例を紹介
関連記事:Ruby on Railsとは?特徴やメリット・デメリット、活用事例を紹介

Python

Pythonは、コードが読みやすく記述もしやすいため、迅速な開発とメンテナンスが可能なプログラミング言語です。Google内部でも広く使用されており、特にデータ分析や機械学習の分野で主流となっています。

シンプルな文法から初心者にも学びやすいとされ、AI開発から業務システムまで幅広い用途に対応できる汎用性の高さが魅力です。

関連記事:中級〜上級者向け Pythonコード最適化術|パフォーマンスと保守性の両立を狙う

JavaScript

JavaScriptは、Webサイトに動的な要素を加えるためのプログラミング言語です。ブラウザ上で動作するため、ユーザーの操作に対してリアルタイムに反応する「相互作用」を実装できます。

GoogleのGmailやGoogle Mapsのような対話型のWebアプリケーション開発にも使用されており、GoogleやFacebookをはじめとする大手IT企業がJavaScriptのフレームワーク開発に力を入れています。

フロントエンドからNode.jsを使ったバックエンドまで幅広く対応できる、Web開発に欠かせない言語です。

関連記事:JavaScriptとは?特徴やメリット・デメリット、活用事例を解説

SQL

SQLは、データベースを操作・管理するためのデータベース言語です。「エスキューエル」と読み、厳密には他のプログラミング言語とは文法体系が異なりますが、システム開発やアプリケーション開発では欠かせない存在です。

データベースエンジニアが日常的に使用するほか、Python・PHP・Javaなど他の言語と組み合わせて使われることがほとんどです。AIやデータ分析技術の普及に伴い、データベースを扱うSQLの需要も年々高まっています。

関連記事:SQL / エスキューエルとは何か?各種データベース言語の種類とそれぞれの特徴についてDBエンジニアが解説

HTML・CSS

HTMLとCSSは、厳密にはプログラミング言語ではなく「マークアップ言語」に分類されますが、Web開発には欠かせない技術です。HTMLはWebページの構造や文章の役割を定義し、CSSは文字の大きさや色、レイアウトといった見た目を整える役割を担います。

この2つはセットで使われることがほとんどで、Web制作に関わるなら最初に習得すべき必須スキルといえます。

アプリ開発系言語

Java

Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語で、プラットフォームに依存せずどんな環境でも動作するという特長があります。

Amazon Web Services(AWS)をはじめ、大規模なオンラインアプリケーションの開発に広く使われているほか、Androidアプリ開発の分野でも長年中心的な役割を果たしてきました。習得難易度はやや高めですが、需要の高さから学ぶ価値の大きい言語です。

関連記事:Javaとはどのようなプログラミング言語か。特徴、メリット、デメリット、活用事例を紹介

Kotlin

Kotlinは、Javaをより簡潔にしたオブジェクト指向のプログラミング言語で、Googleが公式にAndroidアプリ開発言語として推奨しています。Javaとの互換性を持ちながら、より少ないコード量で開発できるのが特徴です。

Netflixのバックエンド開発やLINEの機能開発、Yahoo!カレンダーなど、幅広い規模のサービスで採用されています。

関連記事:kotolin / コトリンとは?メリット、デメリット、開発事例を解説

Swift

Swiftは、Appleが開発したiOS・macOSアプリケーション向けのプログラミング言語です。直感的で簡潔なコードが書けるため初心者にも扱いやすく、FacebookのiOSアプリ開発にも採用されています。

Appleが毎年開催するWWDC(Worldwide Developers Conference)でも継続的にアップデートが発表されており、Apple製品向け開発における公式言語としての地位を確立しています。

Objective-C

Objective-Cは、Swiftが登場する以前、長年iOSアプリ開発の中心的な存在だったプログラミング言語です。現在は新規開発でSwiftが主流となっていますが、既存の古いアプリの保守や更新には今でもObjective-Cが使われることがあります。これから新しくiOS開発を学ぶのであれば、Swiftを選ぶのが合理的です。

C#

C#は、マイクロソフトが開発した汎用プログラミング言語です。Windows向けアプリケーション開発に強みを持つほか、ゲーム開発エンジン「Unity」と組み合わせることで、2D・3Dゲームやスマートフォンゲームの開発にも広く使われています。

.NETランタイム(CLR)とJITコンパイラの実装が優れているため実行速度が速く、大規模なデスクトップアプリケーション開発にも適しています。

システム・組み込み系言語

C言語

C言語は、1970年代に誕生して以来、数多くのプログラミング言語の元となった歴史あるプログラミング言語です。Linuxカーネル、Windows、macOSなど、OSレベルの基盤システムの開発に広く使用されています。学習難易度は高めですが、ハードウェアに近い領域の知識が身につくため、習得すれば他言語の理解にも役立ちます。

関連記事:C言語とはどのようなプログラミング言語か。特徴、メリット、デメリット、活用事例を紹介

C++

C++は、C言語にオブジェクト指向の概念を加えて機能を拡張したプログラミング言語です。高速性と汎用性を兼ね備えており、Googleの検索エンジンのような大規模システムから、ゲーム開発まで幅広い分野で使用されています。言語仕様は複雑で習得難易度は高いものの、一度習得すれば派生言語の理解もしやすくなります。

Go言語

Go言語は、Googleが2009年に開発した比較的新しいプログラミング言語です。シンプルな構文と高速な処理能力を兼ね備えており、「誰が読んでも分かるプログラムを書きやすい」のが特徴です。

YouTubeのサーバー構築やメルカリの取引処理、ぐるなびの検索機能など、大量のデータを効率的に処理する必要があるサービスで採用されています。

関連記事:Go言語でできることは?特徴や強み、将来性を解説

Rust

Rustは、メモリ安全性と並行処理性能を重視して設計されたシステムプログラミング言語です。Mozillaによって開発され、Firefoxの一部もRustで記述されています。Facebookでも、高いパフォーマンスとセキュリティが求められるシステムレベルの開発に採用されています。習得難易度は高めですが、AWSやAzureなどのクラウドサービスでも採用が進んでおり、将来性の高い言語として注目されています。

Scala

Scalaは、オブジェクト指向と関数型プログラミングの両方の特性を組み合わせた静的型付け言語です。Javaと互換性があり、同じJVM(Java仮想マシン)上で動作するため、既存のJavaの資産を活かした開発が可能です。TwitterやLinkedInといった、膨大なデータを処理する大規模システムで採用されており、高い並行処理性能が求められる開発現場で評価されています。

データ分析・AI系言語

Python(データ分析・AI分野での活用)

Pythonは前述のWeb開発だけでなく、データ分析やAI・機械学習の分野でも最も広く使われている言語です。豊富なライブラリとフレームワークが用意されており、初心者から研究者まで幅広い層に支持されています。基本的な特徴は前述の「Web系言語|Python」をご参照ください。

R

Rは、統計解析やデータ分析に特化したプログラミング言語です。平均値や分散、標準偏差といった基本的な数値計算から、複雑なグラフの描画まで、データサイエンスに必要な機能が充実しています。汎用性はJavaやPythonほど高くありませんが、データサイエンティストやデータアナリストを目指すのであれば習得の価値が高い言語です。

Julia

Juliaは、高度な数値解析や技術計算に特化して開発された比較的新しいプログラミング言語です。既存言語の良い部分を組み合わせて設計されており、処理速度の速さに定評があります。

医療やマーケティング分野など、機械学習や統計解析を活用する現場で近年注目を集めていますが、認知度がまだ低く学習教材が少ないため、習得難易度は高めです。

プログラミング言語と混同されやすい技術(フレームワーク・ライブラリ)

React・Vue.js・Angular・Node.js・Flutterは、実は「プログラミング言語」ではなく、JavaScript(Flutterの場合はDart)を土台にした「フレームワーク」「ライブラリ」「実行環境」です。プログラミング言語と混同されがちですが、これらはあくまで既存のプログラミング言語を、より効率的に使うための道具(枠組み)という位置づけになります。正確に区別した上で、それぞれの特徴を見ていきましょう。

フロントエンド系フレームワーク・ライブラリ

React(JavaScriptライブラリ)

Reactは、Facebook(現Meta)が開発したユーザーインターフェース構築用のJavaScriptライブラリです。コンポーネント単位で画面を組み立てられるのが特徴で、効率的なフロントエンド開発を可能にします。

関連記事:React / リアクトとは?特徴やメリット・デメリット・活用事例を紹介

Vue.js(JavaScriptフレームワーク)

Vue.jsは、シングルページアプリケーションの開発に適したJavaScriptフレームワークです。データバインディングとコンポーネントシステムによる柔軟性が特徴で、学習曲線が比較的緩やかなため初心者でも扱いやすいとされています。任天堂の会員プログラム「My Nintendo」、Adobeファミリーの「Behance」、大手ECサイトの「ZOZOTOWN」などで採用されています。

関連記事:Vue.js / ビュージェーエスとは?特徴やメリット・デメリット、Reactとの違いも解説

Angular(JavaScriptフレームワーク)

Angularは、Googleと個人・企業のコミュニティによって開発されたJavaScriptフレームワークです。TypeScriptをベースにしており、Reactと並んで高い人気を誇ります。シングルページアプリケーションの開発に適しており、Angularを活用することで効率的なフロントエンド開発が可能になります。

関連記事:Angular.js / アンギュラージェーエスとは?他ライブラリとの違いや特徴について解説

クロスプラットフォーム・実行環境系

Node.js(JavaScript実行環境)

Node.jsは、本来ブラウザ上でしか動かなかったJavaScriptを、サーバーサイドで実行できるようにするためのプラットフォームです。非同期I/O処理を特徴とし、大量のリクエストを効率的に処理できます。

Walmartは2013年のブラックフライデーに5億PV(ページビュー)を処理し、100%のアップタイム(ダウンタイムゼロ)を達成したという事例があります。

また、LinkedInも2011年にRuby on RailsからNode.jsへ移行した際、サーバー台数を15台から4台へと劇的に削減したにもかかわらず、従来の2倍のトラフィックを(余裕を持って)高速に処理することに成功しています。

関連記事:Node.js / ノード・ジェーエスの魅力と活用法。現役バックエンドエンジニアによるRuby、Pythonとの比較・解説付き

Flutter(クロスプラットフォームフレームワーク)

Flutterは、Googleが開発したクロスプラットフォーム開発用のフレームワークです。1つのコードベースでiOS・Android・Web・デスクトップ向けのアプリを開発でき、プログラミング言語としてはDart(ダート)を使用します。Google Ads、Alibaba、AI駆動ジャーナルアプリのReflectly、ミュージカル「Hamilton」の公式アプリなど、幅広いジャンルのアプリ開発で採用されています。

関連記事:Flutter / フラッターとは?メリット、デメリット、特徴、将来性を解説

有名企業に学ぶプログラミング言語の実例

ここまで紹介してきたプログラミング言語が、実際の開発現場でどのように使われているのか、世界の有名企業・有名サービスの事例を通じて見ていきましょう。

Googleの技術スタック

世界最大の検索エンジンを運営するGoogleは、主にC++・Python・JavaScriptを使い分けています。パフォーマンスが求められる検索エンジンの基盤にはC++、迅速な開発とAI・機械学習分野にはPython、GmailやGoogle Mapsのような対話型Webアプリケーションの開発にはJavaScriptが採用されています。

それぞれの言語の強みを理解し、適材適所で使い分けることで、世界中のユーザーに高品質なサービスを提供し続けています。

Facebookの技術スタック

Facebook(現Meta)の開発では、Hack、Java、C++、Python、PHPなどが主にバックエンド開発に使用され、フロントエンドにはJavaScriptが使われています。中でもPHPは、動的型付けの柔軟性を保ちながら開発しやすい言語として長らく採用されてきました。

またFacebookは、PHPの弱点を補うために独自の言語「Hack」を開発したほか、高いパフォーマンスとセキュリティが求められるシステムにはRust、高度なデータ分析ツールの開発には25年以上の歴史を持つ関数型言語「Haskell」も採用しています。このほか、C言語に似た構文を持つ「D言語」も、冗長な型指定なしで大規模なコードを記述するために一部で使用されています。

自社サービスの規模に応じて、既存言語のカスタマイズや独自言語の開発まで行っている点が特徴的です。

Amazonの技術スタック

Amazonの開発では、Python、Java、JavaScript、Rなどが主に使用されています。AWS(Amazon Web Services)の基盤にはJavaが広く採用されており、Amazon.comやKindleなどのフロントエンド開発にはJavaScript・HTML・CSSが使われています。

また、パフォーマンスが重視されるプロジェクトではRubyも活用されており、AWS SDK for RubyやAWS Cloud9といった開発環境でもサポートされています。ゲーム開発エンジンのLumberyardやAmazon Chime SDKなど、特定のサービスではC++・Swiftなども使用されています。

その他有名サービスに見るプログラミング言語の採用例

このほかにも、有名なサービスの多くが特定のプログラミング言語・フレームワークを軸に開発されています。

YouTube・メルカリ・ぐるなびはGo言語、Netflix・LINE・Yahoo!カレンダーはKotlin、Twitter(現X)・LinkedInはScala、任天堂・Behance・ZOZOTOWNはVue.js、Walmart・LinkedInはNode.jsをそれぞれ採用しており、サービスの特性や求められるパフォーマンスに応じて最適な言語・フレームワークが選ばれていることがわかります。

目的から選ぶプログラミング言語

作りたいサービス・システムから逆算したプログラミング言語の選び方を紹介します。プログラミング言語には、それぞれ得意なこと・苦手なことがあります。

そのため、「どんなサービス」や「作りたいシステム」によって、学ぶべきプログラミング言語が大きく変わってきます。もし作りたいサービスやシステムのアイデアがあるなら、そのアイデアを実現できるプログラミング言語を選ぶことが大切です。

Webアプリケーションを作りたい場合

Webアプリケーションは、主にPython、PHP、JavaScriptなどのプログラミング言語を使って開発されています。Google(Python, Java, C++, JavaScriptなど)、Facebook(PHP, JavaScriptなど)、Twitter(Scala, JavaScriptなど)が代表的な事例です。

関連記事:ソフトウェア開発とシステム開発の違いとは?開発の流れや種類を解説

スマホアプリケーションを作りたい場合

スマホアプリケーションは、主にSwift、Java(Android-Java)、Kotlinなどのプログラミング言語を使って開発されています。Instagram(Python, Java, Objective-C, Swiftなど)、LINE(Java, Kotlin, Swiftなど)が代表的な事例です。

デスクトップアプリケーションを作りたい場合

デスクトップアプリケーションは、主にC++やC#などのプログラミング言語を使って開発されています。Microsoft Office(C++, C#など)、Adobe Photoshop(C++, JavaScriptなど)が該当します。

データ分析・機械学習をしたい場合

データ分析や機械学習・深層学習、AI(人工知能)開発には、主にPython、R、Juliaなどのプログラミング言語が使われています。Googleの検索アルゴリズム(Python, C++, Javaなど)、Netflixのおすすめ機能(Python, Javaなど)が代表的な事例です。

PCゲームアプリを作りたい場合

PCゲームアプリは、主にJava、C#、C++などのプログラミング言語を使って開発されています。Fortnite(C++ベースの「Unreal Engine」を使用)、マインクラフト(Java)、Among Us(C#、Unityエンジン)が該当します。

組み込み系のシステムを開発したい場合

組み込み系システムは、主にC、C++、Rustなどのプログラミング言語を使って開発されています。ロボット掃除機ルンバやTeslaの自動運転システム、家庭用電化製品、自動車のエンジン制御システムなどが該当します。家庭用電気機械器具や通信用機器はC・C++、デジタル機器はC・C++・Python、自動車はC・C++・Javaで書かれた組み込みシステムが使われることが多くなっています。

なりたい職業から選ぶプログラミング言語

ここまでは言語そのものの特徴や、有名企業の活用事例を紹介してきました。ここからは、目指す職業別に学ぶべきプログラミング言語を紹介します。

プログラマー

プログラマーは、設計書をもとに実際のコードを書いてサービスを形にする職業です。分野別では、Web開発ならPHP・Ruby・JavaScript、アプリ開発ならJava・C#、ゲーム開発ならC++・C#の習得がおすすめです。

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングしながらシステムの設計を行う職業です。法人向けシステム開発ではJavaが広く使われているため、まずはJavaを基本として、Webサービス開発ならRuby・PHP、AI・機械学習分野ならPythonを追加で学ぶと、対応できる業務の幅が広がります。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webアプリケーションの開発やWebサイトを支えるシステムの構築を行う職業です。フロントエンドを担当するならHTML・CSS・JavaScript、バックエンドを担当するならPHP・Ruby・Python・Javaの習得がおすすめです。

AIエンジニア・データサイエンティスト

AI・機械学習の分野でデータを解析し、AI開発を行う職業です。Pythonはシェアの高さから必須といえる言語で、統計解析に強いR、高度な数値計算に対応できるJuliaも合わせて習得すると、専門性を高められます。

関連記事:AI開発エンジニアとは?仕事内容・必要スキル・企業が知るべき役割を解説

組み込みエンジニア

電子機器を制御するシステムを開発する職業です。ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も求められる専門性の高い分野で、C言語・C++の習得が汎用性の高さにつながります。

難易度・将来性から見るプログラミング言語比較表

プログラミングの基礎を理解し、1つの言語をある程度使いこなせるようになるまでには数ヶ月から数年程度、プロフェッショナルレベルのスキル習得には5年以上を要するといわれています。以下では、これまで紹介してきた主要なプログラミング言語について、習得難易度と将来性を一覧表にまとめました。

言語名難易度将来性備考
HTML・CSS★☆☆☆☆★★★☆☆Web開発の基礎として必須
PHP★☆☆☆☆★★★★☆WordPress等のCMSで安定した需要
Ruby★☆☆☆☆★★★★☆日本語教材が豊富で学びやすい
SQL★☆☆☆☆★★★★☆データベース需要の高まりとともに拡大
Python★★☆☆☆★★★★★AI人気の高まりで需要が年々拡大
JavaScript★★☆☆☆★★★★★Web開発に必須で需要が非常に高い
Go言語★★☆☆☆★★★★★Google開発、高速処理が強み
C#★★★☆☆★★★★☆Unity等ゲーム開発で高需要
Swift★★★☆☆★★★★☆Apple製品の普及とともに需要拡大
Kotlin★★★☆☆★★★★★Android公式言語として採用拡大中
R★★★☆☆★★★★☆データサイエンス分野で高需要
Java★★★★☆★★★★☆企業システムで安定した需要
C言語★★★★☆★★★★☆組み込み分野で根強い需要
C++★★★★☆★★★★☆ゲーム・大規模システムで必須級
Objective-C★★★★☆★★☆☆☆新規開発では採用が減少傾向
Scala★★★★☆★★★☆☆大規模分散システムで一定の需要
Rust★★★★★★★★★★安全性への評価からクラウド分野で採用増
Julia★★★★★★★★☆☆認知度は低いが将来性に期待

システム/アプリ開発会社がおすすめするプログラミング言語とは?

システム/アプリ開発会社がおすすめするプログラミング言語とは?

以下に、システム・アプリ開発会社がおすすめするプログラミング言語の記事を紹介しています。自身が学習するプログラミング言語を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

開発会社がおすすめする「業務システム開発」のプログラミング言語

以下の記事では、主に業務システムに焦点を当て、実際のシステム開発で使用されているプログラミング言語の特性とおすすめの言語を解説しています。

この記事を活用してプログラミング言語の特徴や種類を理解し、どのような業務システムを構築したいのかを明確にすることで、開発プロジェクトの質や最終的な成果が改善すること間違いありません。こちらの記事を参考に、理想的な業務システム開発に挑戦していただければと思います。

関連記事開発会社が選ぶおすすめのシステム開発言語とは?

開発会社がおすすめする「アプリ開発」のプログラミング言語

アプリ開発には、目的や環境に応じて最適なプログラミング言語を選ぶことが重要です。それぞれの環境や開発目的に適した言語を選べば、開発効率が向上し、品質の高いアプリを作ることができます。

ここでは、iOSアプリ、Androidアプリ、クロスプラットフォーム、Webアプリのそれぞれでおすすめの言語をご紹介します。

iOSアプリ開発

iOSアプリの開発では、Appleが公式に推奨しているSwiftが最適です。2014年に登場したSwiftは、直感的で簡潔なコードを書くことができるため、初心者にも扱いやすい言語です。また、Apple製品のエコシステム全体に対応しており、iPhoneやiPadだけでなく、MacやApple Watch用のアプリも開発可能です。

一方、Objective-Cは長年iOS開発の中心的な存在でしたが、Swiftの登場以降、新規開発では徐々に使用が減少しています。現在でも、古いアプリの保守や更新にはObjective-Cが使われることが多いですが、これから学ぶならSwiftを選ぶのが合理的です。

特に、Appleが毎年開催するWWDC(Worldwide Developers Conference)では、Swiftに関するアップデートが多く発表されており、公式の推進が明確です。

Androidアプリ開発

Androidアプリの開発には、KotlinとJavaが主要な選択肢となります。特にKotlinは、2017年にGoogleから公式サポートを受けて以来、急速に普及しています。KotlinはJavaとの互換性がありつつ、より簡潔でエラーを防ぎやすい設計が特徴です。これにより、開発速度の向上やコードの可読性向上が期待できます。

Javaは、長年にわたりAndroidアプリ開発の中心的な役割を果たしてきました。そのため、現在でも多くのプロジェクトや既存のアプリで利用されています。しかし、コードが冗長になりがちで、Kotlinに比べると開発効率が劣る場合があります。新しいプロジェクトでは、Googleが推奨するKotlinを採用することが一般的です。

クロスプラットフォーム開発

iOSとAndroidの両方に対応したアプリを一度に開発したい場合には、FlutterやReact Nativeが最適な選択肢となります。

FlutterはGoogleが開発したフレームワークで、1つのコードベースでiOSとAndroidのアプリを構築できます。特に、デザインの自由度が高く、UIを簡単にカスタマイズできるのが強みです。さらに、Dartという言語を使用し、高速で滑らかな動作を実現します。

一方、React NativeはFacebookが開発したフレームワークで、JavaScriptを使用します。Web開発経験があるエンジニアにとっては、馴染みやすい選択肢です。React Nativeは多数のライブラリやプラグインが利用可能で、柔軟性が高いのが特徴です。ただし、Flutterに比べるとパフォーマンスや安定性で劣る場面もあります。

関連記事:クロスプラットフォームとは?開発のメリット・デメリットとフレームワークを解説 

Webアプリ開発

Webアプリ開発では、フロントエンドとバックエンドの2つの役割があります。フロントエンドは、ユーザーが実際に操作する画面やビジュアル部分を担当します。主に使用される技術はHTML、CSS、JavaScriptで、これらを組み合わせてユーザーにとって使いやすいデザインを作り上げます。また、ReactやVue.jsなどのフレームワークを活用することで、開発の効率を向上させることが可能です。

バックエンドは、アプリの裏側で動作する機能やデータ管理を担当します。使用される言語にはRuby、PHP、Python、Javaなどがあります。特にRubyはシンプルな文法とフレームワーク(Ruby on Rails)の利用により、迅速な開発が可能です。一方で、PHPはCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressの動作にも使われ、汎用性が高い点が特徴です。

これらの技術を組み合わせることで、規模や目的に応じたWebアプリ開発を効率的に進めることができます。

開発会社がおすすめする「業務アプリ開発」のプログラミング言語

以下の記事では、企業が拡大するにつれて、業務アプリの開発を考える機会が増えてきます。業務アプリは、主に以下の理由から導入されることが多くあります。

  • ・現場の作業時間を削減するため
  • ・バックオフィスの業務を効率化するため
  • ・または営業や顧客サービスの品質を向上させるため

プログラミング言語の選択は、その人のキャリアやスキルセットを大きく左右します。そのため、自分がどのような方向に進みたいのかどのようなスキルを身につけたいのかを明確にし、それに基づいて最適なプログラミング言語を選ぶことが重要です。本記事が、プログラミング言語選びの参考になれば幸いです。

よくある質問(FAQ)

FAQ

Q. プログラミング言語は全部で何種類ありますか?

マイナーな言語を含めると200種類以上、方言や派生言語まで含めると1,000種類を超えるといわれています。ただし実際の開発現場で使われているのはそのうち1割程度で、本記事で紹介した20種類前後を押さえておけば十分対応できます。

Q. プログラミング言語とは簡単に言うと何ですか?

人間がコンピュータに「何をしてほしいか」を伝えるための言語です。人間が理解できるテキスト形式で書かれた指示(ソースコード)を、コンパイラやインタプリタが機械語に変換することで、コンピュータが実行できるようになります。

Q. プログラミング初心者は何から学ぶべきですか?

学習コストが低く教材も豊富なPython、HTML・CSS、JavaScript、PHP、Rubyあたりから始めるのが一般的です。ただし言語選びより先に「何を作りたいか」を明確にすることが、挫折を防ぐうえで重要です。

Q. プログラミング言語とプログラムの違いは何ですか?

プログラミング言語は「指示を書くための言葉」、プログラムはその言語を使って実際に書かれた「指示書そのもの」を指します。

Q. フレームワークとプログラミング言語は何が違うのですか?

プログラミング言語はゼロからコードを書くための言葉そのものです。フレームワークは、その言語を使って開発する際によく使う機能をあらかじめ部品化しておき、効率的に開発できるようにした骨組みです。React・Vue.js・Node.jsなどはJavaScriptというプログラミング言語を土台にしたフレームワーク・ライブラリにあたります。

まとめ

本記事では、プログラミング言語の基本的な仕組みから、主要な言語の特徴、有名企業の活用事例、目的別・職業別の選び方、難易度と将来性まで幅広く解説しました。

プログラミング言語は200種類以上存在しますが、実際に広く使われているのはそのうちの一部です。まずは自分が「何を作りたいのか」「どんな仕事に就きたいのか」を明確にした上で、本記事で紹介した比較表や選び方を参考に、自分に合った言語を選んでみてください。

弊社では、業務システム開発からアプリ開発まで、幅広いプログラミング言語を用いたシステム開発を行っています。プログラミング言語選びでお悩みの際は、ぜひ弊社にもご相談ください。

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監修者
斎藤裕一
斎藤裕一
取締役

<略歴>
大阪大学工学部、大阪大学大学院情報科学研究科修了。
国内最大手IT企業の株式会社NTTデータで大手金融機関向けに債権書類電子化システム、金融規制・法規制対応システムの要件定義・インフラ設計・開発・構築・複数金融サービスのAPI連携等を手がける。その後、株式会社GeNEEの取締役に就任。

<資格>
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、Oracle Master Platinum等多数

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