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iPhoneやAndroidといったスマホアプリの利用が全世界的に普及し、消費者の日常生活の中で手放せなくなった現代社会においては、自社独自のスマホアプリを持つことは大きな売上貢献、業務効率化を通じたコスト削減に繋がります。昨今においては、大手企業だけでなく、中堅企業や中小企業、学校法人や一部の地方自治体でもオリジナルなスマホアプリを開発し、上市(リリース)しています。
ただ、「自社独自のスマホアプリを作ってみたいけど、社内にITや開発に関する知識・ノウハウを持つ人材がいない。」と頭を悩ませている企業担当者の方も多数いらっしゃるかと思います。最も効率的かつ円滑にスマホアプリを開発方法がアプリ開発会社に外注することです。昨今では、スマホアプリ開発・製造工程だけでなく、企画構想から要件定義、保守運用・監視、そして上市後の集客やマーケティングまでサポートしてくれる開発会社が登場しています。
今回の記事では、おすすめできるアプリ開発会社を9社に厳選して紹介させていただきます。お客様の実情に合わせたアプリ開発会社の選定方法も説明いたしますので、「アプリ開発会社を調べてみたけど、沢山存在していてどの開発会社が自社に合っているのか判断できない。」という方は是非今回の記事を参考にしてみてください。
沢山あるアプリ開発会社の中でおすすめの会社はどこ?
各アプリ開発会社の紹介に入る前に、まずは弊社について触れさせていただきます。弊社「株式会社GeNEE」でも、スマホアプリ開発やシステム開発の依頼を受け付けしております。
株式会社GeNEE(ジーン)
弊社GeNEEでは、お客様ひとり一人に合ったオーダーメイド開発(以下、フルスクラッチ開発とします。)を行っております。フルスクラッチ開発の対義として、汎用的なパッケージやノーコード・ローコードと呼ばれる開発手法がありますが、それらの開発手法を採用した場合、UI/UXデザインや機能が限定されてしまうため、細かなカスタマイズや機能拡張を行うことができず、競合他社との差別化要素が作れません。そのため、中長期的な目線で考えた場合には苦戦を強いられることになります。他方、フルスクラッチ開発では、ひとつ一つのプログラムを設計・開発するため、細かなカスタマイズや機能拡張が可能であり、他社との差別化、競合優位性の構築が可能です。日本を代表するメガヒットスマホアプリ、「メルカリ」や「スマートニュース」、「グノシー」なども全てこのフルスクラッチ開発にて作られています。
GeNEEの特徴としては、
(1)将来のスケール(規模拡大)を見据えた設計品質と開発品質
(2)スマホアプリと密接に関連するWebシステム開発/業務システム開発にも強みがある
(3)開発後の保守運用まで一気通貫(ワンストップ)で継続的支援が可能
などがあげられます。
詳細につきましては、HPをご確認いただけたらと思います。
会社名:株式会社GeNEE
住所:東京都港区六本木一丁目4番5号森ビルアークヒルズサウスタワー
創業:2010年4月
チーム・ラボ株式会社
アプリ開発事業以外にも幅広くサービス展開されている開発会社がチーム・ラボ株式会社です。東京都江東区豊洲に構える「チーム・ラボプラネッツ」では、アート、テクノロジー、サイエンスが掛け合わさったい異世界な空間を体験することができます。
同社の特徴としては、
(1)技術だけではなく、デジタルアート領域やデザイン領域を得意とする
(2)大型の箱やハードウェアを伴うサービス等も対応できる
(3)アパレル分野やファイナンス分野などに独自の強みがある
などが挙げられるでしょう。
チーム・ラボも先述したGeNEEと同様、フルスクラッチによる開発手法を採用しています。
会社名:チーム・ラボ株式会社
住所:東京都千代田区神田小川町二丁目12小川町新興ビル
設立:2001年3月
株式会社Yappli
広告塔としてSMAPの稲垣吾郎氏を採用したことで有名な株式会社Yappli。同社はGeNEEやチーム・ラボとは異なり、開発言語の知識やノウハウが無くてもスマホアプリが作れるノーコード開発手法を採用しています。ノーコードを採用した場合、Webブラウザ等から専用のプラットフォームにログインし、その環境下の中でスマホアプリを開発することになります。現在、同社では2つのプランを提供しています。1つは法人向けプラン、もう1つは月額39,800円から開始できる小規模事業者・スモールビジネス向けのLiteプランになります。
同社の特徴としては、
(1)ノーコードで誰でも簡単にシンプルなアプリを制作可能
(2)スモールビジネス向けプランであれば月額5万円以下でプラットフォームを利用できる
(3)無料体験サービスを提供している
などがあげられます。
会社名:株式会社Yappli
住所:東京都港区六本木三丁目2-1住友不動産六本木グランドタワー
設立:2013年4月
ブレイブソフト株式会社
同社は過去、開発会社でありながらもグッドデザイン賞を複数部門で受賞しています。iOS/Androidアプリの(無料でダウンロードできる)ランキングで1位に輝いたサーティワンアイスクリームの公式アプリなどの開発実績を持っています。
同社の特徴としては、
(1)グッドデザイン賞の受賞歴があり、デザイン面に強みがある
(2)業界業種を問わず、幅広いクライアントを抱えている
(3)受託開発会社としてヒットアプリを生み出している
などがあげられます。
会社名:ブレイブソフト株式会社
住所:東京都港区芝四丁目13-2田町フロントビル
設立:2005年4月4日
株式会社ナノコネクト
同社は、ゲーミフィケーションと呼ばれる、コンピュータゲーム上のゲーム要素・デザイン要素を開発の中に取り入れることでも有名な開発会社です。また幅広い分野・領域の開発を請け負っており、人工知能関連、IoT、ブロックチェーンといった最先端の技術実装にも積極的に取り組んでいます。先述した開発会社が全て東京にあるものの、同社は関西の兵庫県に本拠地を構えているため、大阪や兵庫の企業様で「実際に対面で会って話がしたい。」という担当者の方は、同社がおすすめでしょう。
同社の特徴としては、
(1)幅広い業界業種の繋がり・リレーションを持っている
(2)人工知能やブロックチェーンといった最先端の技術実装にも取り組んでいる
(3)ゲーミフィケーションを開発に取り入れている
などがあげられます。
会社名:株式会社ナノコネクト
住所:兵庫県神戸市中央区浪花町59神戸朝日ビルディング
設立:2006年3月9日
株式会社モンスター・ラボ
開発業界の中でも最も開発実績が多いと言われている同社。その数、グローバル全体で2,000件を超えるとされています。2023年には上場を果たし、今後益々勢いが増す会社の一つと言えるでしょう。同社はグループ全体で世界20か国、33都市に開発拠点を構えており、それぞれの拠点に現地アプリエンジニアが在籍しています。ベトナムにはベトナム人のアプリエンジニアが、ドイツにはドイツ人のエンジニアが、というイメージでしょう。
同社の特徴としては、
(1)グローバルな開発実績が豊富。その数2,000件超。
(2)各地に現地アプリエンジニアが在籍。
(3)2023年に上場化。
などがあげられます。
会社名:株式会社モンスター・ラボ
住所:東京都渋谷区広尾一丁目1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
設立:2021年7月1日
クラスメソッド株式会社
日本国内に数十社程しか存在しないAmazon Web Service(以下、AWSとします。)プレミアティアサービスパートナー認定された同社。昨年にはAWSのグローバル優秀SIerパートナー賞を受賞し、インフラ技術面において有力な会社の一つと言えます。
同社の特徴としては、
(1)AWSと呼ばれるクラウドサービス(インフラ面)に強身を持つ
(2)自社サービスや開発技術に関するセミナーも幅広く開催している
(3)クライアント社数が3,000社を超える豊富な繋がり
などがいえるでしょう。
会社名:クラスメソッド株式会社
住所:東京都千代田区岩本町二丁目5-12 岩本町ツインビル
設立:2004年7月7日
メグリ株式会社
同社は、スマホアプリ開発は勿論、マーケティング面の支援も行うパッケージサービスを運用しています。プラットフォーム名は「MGRe(メグリ)」。同社のMGReは、Push通知配信(お知らせやニュース、クーポンチケット等を配布する)機能、会員登録機能などが搭載されており、とりわけ小売業の担当者の方々向けにパッケージサービスを展開しています。
同社の特徴としては、
(1)多くの小売店で導入実績あり
(2)汎用的なパッケージサービスのため、料金は比較的抑えめ
(3)マーケティングまでサポートしてくれる
などがいえるでしょう。
会社名:メグリ株式会社
住所:東京都中央区京橋二丁目7-8 FPG Links Kyobashi
設立:2007年6月
株式会社DOKE(ドーケ)
同社は、「低価格」を武器に受託開発サービスを提供しています。個人向けのアプリ開発実績も豊富で、大手のアプリ開発会社では受け付けることが難しいスモールなアプリの依頼も対応可能です。
同社の特徴としては、
(1)スマホアプリ開発の料金を可能な限り安く抑えたい
(2)エンタープライズから個人事業主まで、幅広く開発案件を受付している
(3)親身にサポートしてくれる
などがいえるでしょう。
会社名:株式会社Doke
住所:大阪府大阪市北区芝田一丁目12-7 大栄ビル本館
設立:2012年10月1日
アプリ開発会社選定の際に気を付けるべきこと
今回の記事の第一章では、おすすめできるアプリ開発会社について触れました。ただ、記事を御覧になっている方の中には、「9社もおすすめされたら、どの会社が自社とマッチするのか分からない。」と思う方もいらっしゃるかと思います。そう思われた方は、
・アプリ開発会社のHP、もしくはパンフレットの「開発実績」を読んでみる
・開発以外に「どのようなサポートが可能か」を確認してみる
・「インターネット上の口コミ」やHPの「お客様の声」から自社に似た話がないか調べてみる
と良いでしょう。
ポイントは3つでして、1つは「開発実績」です。事業が無数に存在するように、アプリも無数に存在しています。そのため、類似する開発実績があるかないかを1つの基準軸にすることは有益と言えるでしょう。過去に似たような開発経験があればそのノウハウや知見が活き、より良いものを開発してもらえる可能性が高まります。2つ目は「サポートの範囲」です。スマホアプリ開発会社の大半が開発のみ受け付けしていて、入口の企画・構想工程やIT/DXコンサルティング、開発後の保守・運用・監視については対応していません。そのため、アプリ開発を依頼する前に、その開発会社がどこまでサポートしてくれるのか、こちらは必ず確認するようにしましょう。最後は、「口コミ」、「お客様の声」です。インターネットが普及した現代社会において、会社の評判はインターネット上である程度蓄積されています。また開発会社によっては、お客様から実際の意見を収集し、HPなどで公開しているはずです。第三者の意見に耳を傾けることもとても重要です。
アプリ開発を依頼する前のポイント
こちらが最後の節になります。本記事の読者の皆様がアプリ開発を成功させるために、アプリ開発を行う前のポイントを3つまとめました。
RFP(提案依頼書)もしくは簡易仕様書を準備する
アプリ開発会社に依頼する前に、まずはどのようなスマホアプリを作りたいのか、をはっきりさせた方が良いです。作りたい成果物が具体的になればなるほど、依頼側と開発側双方の認識が合致し、精緻な見積、円滑なプロジェクト進行が可能になるはずです。アプリ開発を依頼する前、以下の観点で情報をまとめておくと良いのではないでしょうか。
・作りたいアプリのイメージ
・アプリ開発の目的と目標
・アプリを利用するターゲット層(ペルソナ像)
・デザインやカラーバランス
・実装したい機能と機能詳細
・具体的な予算感と納期
・アプリによるマネタイズ方法
・自社のプロジェクト体制
・スケジュール感
依頼する工程と役割分担を明確にする
社内システム部のような部署を持つ会社様も多いでしょう。従業員規模が膨らむほど、社内のバックオフィスチームも大きくなり、社内システム部以外にもヘルプデスクやIT関連部署が増えるはずです。そのような部署に所属する従業員はプログラミングやインフラに関して、詳しい可能性がございます。そのため、スマホアプリを開発した後、保守・運用は自社の社内システム部が行うのか、それとも保守・運用もアプリ開発会社に依頼するのか、依頼する工程と役割分担を明確にした方が良いでしょう。その前提条件によって予算感も変わってきます。後々問題にならないように可能な限り、発注前の段階に取り決めすることをおすすめします。
納期を綿密に計画・決定しておく
スマホアプリの開発は、開発会社・開発手法、作るアプリ、具体的な機能要件/非機能要件によって変動はあるものの、通常では3カ月~1.5年程かかります。事業規模の大きな企業様の場合、CMやWeb広告、SNSマーケティングなどの段取りを別部署が行っている、ということも考えられます。そのため、通常の開発期間を前提に他部署との調整やアプリ開発会社との折衝を綿密に行う必要があります。仕様変更や追加機能等が発生すると、開発が遅延したり、プロジェクトの途中でトラブルが発生したりしますので、納期に関しましてはあらかじめある程度の余裕を持って設定した方が良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、日本全国にあるおすすめのアプリ開発会社を紹介しました。
昨今、フルスクラッチ開発、ノーコード開発、ローコード開発、パッケージサービス、プラットフォームサービスなど、アプリを開発するための手段、方法にも変化が見られます。またアプリ開発会社の中にも得意な領域、不得意な領域があり、それらはただ単に業界・業種の経験の差ではなく、作るアプリの種類や具体的な機能、非機能とも関連します。
そのため、各アプリ開発会社の開発実績やお客様の声、インターネット上の評判等を参考にしながら自社に合ったアプリ開発会社をしっかりと見極めなければなりません。
またアプリ開発を依頼する前には、作りたいアプリの具体的な内容をしっかりとまとめ、どのようなプロジェクト体制、どのようなスケジュール感で動くのかをしっかりと計画し、調整する必要があることを頭の片隅にでも入れておいてください。
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