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開発会社が選ぶおすすめのシステム開発言語とは?

GeNEE_おすすめシステム開発言語.

「システム開発」に使用するプログラミング言語は膨大にあります。開発の現場では、プロジェクトの特性に合わせた適切なプログラミング言語が使い分けて使用されます。ただ、どのようなプログラミング言語がどのようなケースで適切なのかなど、ほとんどの方が意識をされていないかと思います。

 

日本語と中国語、韓国語が全く異なるように、各プログラミング言語もその性質、特徴、ルールが異なります。業務システム、Webシステム、Webサービスなど、どのようなシステム、サービスを開発するかによって、選定するプログラミング言語も変わってきます。システム開発案件を発注する企業の担当者側が各プログラミング言語の性質や特徴、ルールを理解しているなら、自社の開発プロジェクトの推進に大きく役立つことでしょう。

 

今回の記事では、「業務システム」を対象とした、開発によく使用される主要なプログラミング言語について詳しく解説できたらと思います。こちらの記事を最後までご覧いただければ、自社の業務システム開発に用いるべきプログラミング言語が理解できるようになるはずです。

 

各システム/サービスの主要プログラミング言語とは

 

<業務システムに使用される主要プログラミング言語>

・Java

・C言語(C#、C+、C++を含む)

・Python

 

<Webシステム/Webサービスに使用される主要プログラミング言語>

・Java

・PHP

・Ruby(Ruby on Rails)

・Python

 

<汎用系業務システムに使用される主要プログラミング言語>

・Java

・C++

・COBOL

 

今回の記事の対象外にはなりますが、iPhone向けスマホアプリ、Android向けスマホアプリの開発では、以下のようなプログラミング言語が使用されています。

 

<iOSモバイルアプリに使用される主要プログラミング言語>

・Swift

・Objective-C

 

<Androidモバイルアプリに使用される主要プログラミング言語>

・Kotlin

・Android-Java(Java)

 

プログラミング言語とは、業務システムやWebシステム、Webサービスなど、開発に必要となるコンピュータプログラムを記述するための言語を指します。このプログラミング言語は、JavaならJavaの書き方、Ruby(Ruby on Rails)ならRubyの書き方があり、文法や構造はプログラミング言語によって大きく異なります。このプログラミング言語は、2022年現在、少なくても250種類以上あると言われており、派生言語なども全て含めると、その数は1,000種類を超えます。開発会社は、このような無数にあるプログラミング言語の中から、作るシステムやサービスの性質、方向性に合わせて言語選定を行っています。

 

業務システムとは

業務システムとは、ERP(Enterprise Resources  Planningの略)と呼ばれる基幹システムや販売管理システム、製造管理システム、在庫管理システム、会計管理システムといった企業の事業活動を支えるシステムの総称です。廉価な月額料金で利用ができるパッケージソフトやSaaS型サービス(最近では、Money ForwardやFreee、SmartHRなど)も一種の業務システムと言えるでしょう。スタンドアローンと呼ばれる外部接続をさせずに単独で機能する業務システムも存在しますが、PCやタブレット、スマートフォン端末を専用サーバに接続して利用するクライアントサーバシステムが主流です。先述しました通り、業務システムの開発には、クライアント側(プログラムの指示に従い、画面出力される側)、サーバ側(サーバ上のプログラムを動かし、クライアントに対し、画面出力する側)の両方に対応する「C言語(C#、C++など)」、「Java」などのプログラミング言語がよく使用されます。昨今では、VBと呼ばれるVisual Basicや統計、マシンラーニング(機械学習)やディープラーニング(深層学習)に定評のあるPythonを選定するケースも増えつつあります。

 

Javaとは

1995年、サンマイクロシステムズによって公表されたのが、オブジェクト指向型のプログラミング言語、Javaです。JVMと呼ばれるJavaの仮想マシン(環境)上で動くJavaは、JVMが動作するコンピュータであれば環境を選ばずに動くマルチプラットフォームを兼ね備えていることが大きな特徴です。先述したオブジェクト指向とは、ある役割を持ったモノ単位でClass(クラス)と呼ばれるプログラム全体の設計図を分割し、モノとモノとの関係性を定義していくことでシステムを作り上げようとするシステム構造の概念を意味します。オブジェクト指向に関しては、一言で表現することが難しいため、今後別の記事でご紹介できたらと思います。ここでは一旦割愛いたします。

 

Javaは、未使用メモリをクリアできるガベージコレクションと呼ばれる機能を持ち合わせている他、コンパイラ型ならではの実行速度に強みがあります。そのため、処理速度が求められる開発案件、プログラムコードが膨大になる大規模システムに最適といえます。業務システムだけでなく、WebシステムやWebサービス、スマホアプリ、組み込み系などに活用ができるプログラミング言語としての汎用性の高さ、他言語と比較した際の堅牢性やセキュリティの高さがある点も大規模システムに選ばれる理由の一つです。Javaの導入事例では、有名なサービスで言いますと、Googleの各種サービス、TwitterなどのサービスにJavaが選ばれており、弊社でも大規模システムにはJavaによる開発をおすすめしております。

 

C言語とは

1972年、C言語はAT&Tベル研究所によって生み出されたプログラミング言語で、そのC言語にオブジェクトの要素を加えて発展及び拡張させたプログラミング言語が後継のC++(呼び方は、シープラプラ)となります。先述したJavaと同様、処理の高速性、どのようなシステムにも利用できるプログラミング言語としての汎用性の高さ、CとC++の互換性などがあり、今でも人気言語のひとつといえます。コンピュータの中に組み込まれたCPU(中央処理装置)に適合したコンパイラを作ることでどのようなプログラムコードでも作れることが高い汎用性の理由です。昨今、C++の人気が高まっており、業務システムの開発の他、C言語で作られたシステムをC++で再記述する案件、Ruby on Railsで作られたWebサービスをC++で組み直し、高速化を実現する案件などが増加傾向にあります。

 

C#とは

2000年、Micro Softによって公表されたオブジェクト指向のプログラミング言語がC#です。「C」という言語名からCの後継言語を想像される方も多いかと思いますが、C言語系でありながらC、C++との互換性はありません。JavaのJVMと同じ仮想マシンが必要な点を考えると、どちらかと言えばCよりもJavaに近いプログラミング言語と言えるかもしれません。Visual Studio .NETや.NET FrameworkなどがC#の仮想マシンとして利用されています。C#は一般的にJavaよりも機能が豊富に用意されており、業務システム開発プロジェクトで選ばれることも多いです。

 

Pythonとは

1991年、オランダ人エンジニアのGuido van Rossum氏によって生み出されたプログラミング言語がPython(パイソン)です。Pythonも先述したJava、C言語と同様のオブジェクト指向型のプログラミング言語となります。Pythonの特徴としては、シンプルで簡潔な文法表現を持ち合わせるため、どのエンジニア、プログラマーが書いても読みやすいプログラムコードになる点です。Django(ジャンゴ)、Flask(フラスク)、Bottle(ボトル)といった豊富なライブラリが用意されており、システム開発のサポートが手厚いことから毎年Pythonを学習するユーザは右肩上がりに伸びています。また、統計を含む数学的処理に強いことでも有名です。計算処理やニューラルネットワーク関連のTensorFlow、ディープラーニングのPyTorchなどのAIやビッグデータ分析に使用されるライブラリも十分に用意されています。

 

Webシステム/Webサービスとは

Webシステム/Webサービスとは、Google ChromeやSafari(サファリ)、Edge(エッジ)といった、Webブラウザ上で動く、システムやサービスを意味します。Webシステム/Webサービスの開発は、基本的には2つの役割に分かれて開発します。1つは、サーバにあるプログラムコードを開発するサーバサイド(別名ではバックエンドとも呼んだりします。)、もう1つはWebブラウザ上で操作を行うユーザに対し、表示する画面や機能を開発するフロントエンドです。サーバサイドでは、「Java」、「PHP」、「Python」、「Ruby(Ruby on Rails)」といったプログラミング言語を用いて開発を行います。一方のフロントエンドは、マークアップ言語である「HTML」と「CSS」、プログラミング言語の「Java Script」が使用されます。

 

Rubyとは

1995年、Rubyは日本人プログラマであるまつもと・ゆきひろ氏によって開発されました。日本発のオブジェクト指向型プログラミング言語であり、他言語と比べるとまだ歴史が浅いながらも、国際電気標準会議(IEC)で国際規格にも認証を受けている権威ある開発言語でもあります。2018年にはアメリカにおいて、「最も稼げる言語はRuby(Ruby on Rails)」と言われるほど、国内外関係なく、世界的に注目を集めているプログラミング言語です。Rubyの特徴は、プログラムコードの記述量が少なく、自由度が高い点にあります。文法は非常にシンプルなため、効率的かつ速度感を持ってWebシステム/Webサービスの開発が可能であるため、年々その人気は高まっています。弊社としてもRubyの開発速度は強みと考えており、速度感が求められる新規事業やスタートアップ企業からの開発依頼には、Rubyをおすすめしております。

 

PHPとは

PHP(ピーエイチピー)は、1995年にカナダ人のプログラマであるRasmus Lerdorf(ラスマス・ラードフ氏)によって開発されたプログラミング言語です。PHPはC言語をベースとして作られています。当初は、PHPの生みの親であるRasmus氏がWeb上で公開されている経歴書のアクセス状況を調査する用途で開発されました。少し横道に逸れますが、当時はPHPといった呼ばれ方はされておらず、「Personal Home Page Tools」と名付けられており、そこからPHP Tools、Toolsを省き、PHPと呼ばれるようになりました。このPHPは、プログラムコードの文法がとてもシンプルで学習がしやすい他、データベース連携が簡単に行えるという特徴を持ち、日本国内だけでなく、世界中でも人気のプログラミング言語のひとつです。他方、記述の自由度が高いこともあり、セキュリティ面に注意を払わないといけないことや、大規模システム開発には向かないという側面もあります。WordPress(ワードプレス)と呼ばれる世界的に有名なCMS(Contents Management System)のサーバサイドにもこのPHPが使用されており、今後も多くのプログラマから支持されるプログラミング言語になることは間違いがないと思います。

 

Java Scriptとは

1995年、Java Script(ジャバ・スクリプト)はネットスケープコミュニケーションズ社のブレンダン・アイク氏によって開発されました。誕生当初はLive Scriptと呼ばれていましたが、サンマイクロシステムズ(現在のOracle)社が開発したプログラミング言語のJavaが当時大きな注目を集めており、ネットスケープコミュニケーションズ社とサンマイクロシステムズ社が業務連携していたこともあって、Java Scriptに名称変更がなされました。近年では、Java Scriptはフロントエンドの領域だけでなく、サーバサイドの領域でも使用ができるマルチなプログラミング言語として進化を続けています。メジャーなWebブラウザのほとんどに対応しているため、開発時に実行環境を整備する必要もなく、手軽にWebシステム/Webサービスのフロントエンド側が開発できる点がJava Scriptの大きな特徴です。フレームワークやライブラリも充実しており、スマホアプリの開発にもJSが活用されています。「Node. js」と呼ばれるサーバサイドで動くJava Scriptを使用することで、フロントエンドとサーバサイドの両方をJava Scriptで開発することも可能ではありますが、実際の開発プロジェクトではメインのサーバサイド開発言語(前述したPHP、Ruby、Pythonなど)にJava Scriptを組み合わせるケースが多いです。

 

汎用系業務システムとは

国税庁や厚生労働省といった官公庁、銀行や保険会社などの金融機関で活用される基幹システムが汎用系業務システムに該当します。IT業界以外の方からするとあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、メインフレームワークと呼ばれるNEC、富士通、IBMなどが開発したハードウェア(専用コンピュータ端末)のことを総称して汎用機と呼びます。汎用系業務システムには、「Java」や「C++」といったプログラミング言語も使用されますが、大半は「COBOL(コボル)」を利用し、作られています。汎用系業務システムは、前述したクライアントサーバシステムへの再設置が非常に困難なため、今後も一部の業界ではCOBOLが使用されると思われますが、新しい開発案件でCOBOLが選定されることはほとんどない状況です。

 

COBOLとは

COBOLが誕生する以前、事務処理を行うプログラミング言語は、ハードウェアを開発するメーカーによって異なっていました。この事態を受けて、アメリカ国防省が共通語として提案し、1959年にCOBOLはアメリカ発の事務処理用プログラミング言語として国際標準化されました。COBOLのプログラムコードは英語に近い記述でプログラミングができ、その他のプログラミング言語と比べて読みやすい点に特徴があります。またCOBOLは事務処理用のプログラミング言語として開発されたこともあり、計算処理には強みがあります。金融機関が運用するATM機器の取引処理のほとんどが、このCOBOLによって動かされており、そう考えるとCOBOLの信頼性が感じ取れるのではないでしょうか。COBOLの後継言語として、OPEN COBOL、UNIX-COBOLなども存在していますが、COBOLと同様に、プログラムコードが冗長になることからあまり人気がないのが実情です。

 

おわりに

今回の記事では、業務システムを中心として、実際のシステム開発に利用されるプログラミング言語の特徴とおすすめな点を紹介してきました。社内に情報システム部がない企業担当者の方だと、プログラミング言語、システム開発といった言葉を聞くだけで苦手意識を持つかもしれません。しかし、今回の記事をご活用いただき、プログラミング言語の性質や種類を知り、どのような業務システムを開発したいかを整理するだけでも開発プロジェクトの質、そして最終的な成果物も向上するはずです。是非今回の記事をご覧いただきながら、理想の業務システム開発に役立てていただきたいです。

 

それでは本日はここまでといたします。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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