公開日:2023.06.01 更新日:2023.06.08

DXコンサルティングを活用して「成功する会社」と「失敗する会社」の“決定的な差

GeNEE_DXコンサルティング

昨今ではインターネットの普及やデジタル化に伴い、人々の生活や企業を取り巻く環境が大きく変化しています。このような状況の中で企業が生き残っていくためには、DXの推進が重要と言えるでしょう。DXを推進していくことで、市場の変化に適応した事業展開や新たなビジネスモデルの創出などが可能となるためです。

ただし実際問題として、「DXをどのように進めていけば良いのかわからない。」、「DXを進めていく人材が不足している。」などの悩みを抱えている経営者の方も多いはずです。

そのような場合、企業へのDX導入を支援する「DXコンサルティング」の活用が有効に働く場合があります。この記事では、DXコンサルティングとはどのようなものか、メリットやデメリット、成功事例、失敗事例などについて紹介します。

DXコンサルとはどのようなものか

DXコンサルとは、企業経営や事業戦略、ITシステムやデジタルに関する知識や経験、ノウハウに基づき、クライアント企業のDX化を支援するサービスを意味します。既存業務をIT化するだけでなく、クライアント企業のサービスや商品の改善、ビジネスモデルの変革など、あらゆる面でサポートしDXを推進します。企業に合った最適な方法でDXを導入することが可能です。DXコンサルを活用するメリットは、大きく次の3つが考えられます。

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メリット1:自社の企業課題・組織課題を客観的に特定できる

人は誰でも思い込みや習慣にとらわれてしまいます。外部のDXコンサルを活用することで、客観的な視点からデジタルに関する専門知識、ノウハウに基づいて課題を特定することが可能になります。また特定した課題を解決するためのプロセスについても、提案を受けることができるでしょう。

メリット2:競合他社や市場動向を知ることができる

DXコンサルは様々な業界業種のクライアントを持っています。そのため、自社と競合他社の差や市場動向などのアドバイスを受けることも可能です。競合他社や市場動向をウォッチしながら新規事業を模索したり、自社の企業方針や事業方針を見直すきっかけになるでしょう。

メリット3:DX関連のノウハウを習得・蓄積できる

DXコンサルを通して、デジタルに関するノウハウや技術、知見などを習得・蓄積することが可能です。経験豊富なDXコンサルの意見やアドバイスは、大変貴重です。自社で利用しているデジタルツールやシステム全体の理想的な組み方などは自社業務をしているだけでは分からないものです。開発や技術に強いDXコンサル会社に依頼する場合、自社基幹システムや業務系システムとの連携方法(API連携など)の提案により、重複業務の排除、一部業務の自動化が促進する可能性も十分にあり得ます。

自社DX化に成功する会社と失敗する会社

DXの導入による成功と失敗の差は、何が要因なのでしょうか。一概に成功と失敗を決定付けることは難しいことですが、1つ共通的なものとして挙げられるのが、DXを推進する企業のプロジェクト体制です。DXで成功している企業は全社的にワンチームで取り組んでいるのに対し、失敗している企業は一部の部門や担当だけでプロジェクトチームを組み、進めていることが多いです。

GeNEE_DXコンサルティング会社の選び方

項目 内容
成功事例 企業名:三菱電機顧客の工場において三菱電機の製品にエラーが発生した場合、現場の状況を確認するまでに時間を費やし対応が遅くなっていた。

DXの取り組みとして「三菱電機サービスセンター」「データセンター」「顧客工場」をIoTで接続し、連携できるシステムを導入。顧客工場でエラーが発生した場合、すぐに把握することが可能となった。またリモート対応が可能な体制を構築し、修理コストの削減にも繋がっている。

失敗事例 企業名:フォードアメリカの大手自動車メーカーであるフォードは、子会社を設立してデジタル自動車の開発に取り組んだ。しかし子会社と他部門の連携は重視されておらず、横断的なつながりがないまま開発が進められた。

その結果、プロダクトの品質が低下し、経営悪化に繋がっている。

上記は実際のDXプロジェクトの成功事例と失敗事例の一例です。同業界のDXプロジェクトの中で、組織一丸となって取んだケースとばらばらに動いてしまったケースとして、ご認識いただけたらと思い、取り上げさせていただきます。

自社DX化を成功するための秘訣としては、以下の内容が考えられます。

・全社的にDXに取り組む

・プロジェクト関係者が当事者意識で物事を考える

・DXのゴールを明確にする。場合によってフェーズを切り分ける

・DX人材の育成や確保についても思料する

・方向性が固まっていない場合、スモールスタートで開始してみる

DXコンサルを利用する際の注意点

自社の適正に合わせたDX化を行うことで、ビジネスの変革や生産性の向上が見込めます。しかし、DXコンサルを利用する場合のデメリットも存在しています。具体的には以下の3点です。

デメリット1:業界業種の特性や文化の理解に時間が掛かる

DX戦略を立てる際には、大前提として業界や業務の知識が必要不可欠になってきます。しかしDXコンサルはあくまで社外の人間になりますので、業界業種の特性や文化に必ずしも精通しているわけではありません。そのため、序盤から大きな期待を持つのではなく、3カ月から半年間ほど動きを見る必要があります。

デメリット2:依頼するだけでは×。積極的なプロジェクト参画が重要

DXコンサルは、クライアントの経営課題や組織課題を洗い出すために様々なデータを収集し、定量的に分析します。また各担当が抱える細かな悩みや苦労をヒアリングし、それらの情報を可能な限り網羅し、定性的に分析します。しかしながら情報の出し手がDXプロジェクトに消極的な場合、定量分析・定性分析ともに精度の悪いものとなってしまいます。そのため、自社のDX化を実現するためには、社長や経営幹部層が現場層に対して協力を仰ぎ、積極的にプロジェクト関与させる必要があります。

デメリット3:理想の姿は見えたが、実行フェーズに踏み出せない

自社DX化の実現に向けて、DXコンサルを導入し、その後プロジェクトが進行し、To-Beモデルと呼ばれる自社の理想の姿が見えたとします。しかしそこでプロジェクトは終わりではありません。デジタルツールの統合や基幹システムや業務システムの刷新や改修、新規事業としてのアプリサービスの開発など、実行フェーズに入っていきます。その際、DXコンサルが実行フェーズを担当していないケースもしばしば考えられます。戦略はDXコンサル会社、開発はシステム開発会社、にしてしまうと、双方の見解の違いや技術的な理解の差により、実行フェーズが上手く走行しない可能性が出てきます。そうならないように、業者選定段階からワンストップ(一気通貫)で戦略から実行まで依頼できる、DXコンサル会社を探すようにしましょう。

まとめ

本日はDXコンサルを導入・活用し、成功する企業の特徴と失敗する企業の特徴、そしてDXコンサルのメリット、デメリットについて説明しました。

自社DX推進を成功させるために重要なことは、

・業務やオペレーションのプロは自社従業員、戦略やDXのプロはDXコンサルという一つの線引きをしてみる

・ただDXコンサルに任せるのではなく、協働・協力し合ってプロジェクトを推進する

・戦略立案だけでなく、実行フェーズも依頼できる業者選定を視野に入れる

ことが重要です。

これらを参考にして自社に合ったDXコンサル会社を選定すると良いでしょう。

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