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2022.02.21

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化について

GeNEE_DX支援

デジタルの力が世の中の在り方を変える。
普段の日常生活の中で、いわゆるデジタルの力、デジタルの仕組みを実感しやすくなっています。

 

日常生活の中で、「昔と比べて便利になったなぁ」と感じる場面も多いのではないでしょうか。
便利さには様々な要因が考えられると思います。今や日常生活の一部となっているSNS、情報の発信元となっている動画サイト。インターネット検索に関しては、日常生活で利用しないという方のほうが少ないと思います。

 

他にも日常生活でスマートフォンアプリを利用したり、銀行のシステムもインターネットやアプリで対応でき、そもそもの代金の決済には電子マネーが普及したりと、デジタル化によって世の中の仕組みが変わり、便利になったと実感できることが多いです。

 

企業としても昨今DX化という言葉をよく耳にするようになりました。そもそもDX化とは何なのでしょうか。近年爆速で発展し、以前では思いもしないような便利な生活を営んでいる現在。そこには紛れもなくデジタルの力が大きな影響やインパクトを与えています。

 

「デジタルの力で世の中が変革していく」。今回はその変革の中でも企業のDX化(デジタルトランスフォーメーション)について、なるべくわかりやすく解説していきます。

 

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何か?

 

DXという言葉は、2004年にスウェーデンのウメオ大学教授であるエリック・ストルターマンらが発表した論文「Information Technology and The Good Life」の中で提唱されたのが起源だと言われています。デジタルトランスフォーメーションを直訳すると、「デジタル変換」となりますが、現在では「デジタル変革」という意味で使用されるのが主流となっています。

 

デジタル変換とデジタル変革。
意味は同じように思えますが、本質的な価値は違うものと考えます。

 

例えば「変換」は、AからBに変換するなど、取り換えるという意味合いを強く感じます。変換に比べて「変革」は、何か想像できない、思いもよらないような大きな変化を意味合いとして感じるのではないでしょうか。

 

デジタル変革。デジタルの力を使い、何か想像もできない大きな変化を世の中に与える。それがDXの根本的な考えになります。

 

しかしある日突然世の中が大きく変わった、ということはありません。大きな変化に至るための、数多くの小さな変化があります。DXを考えるに当たり、その小さなデジタル化の段階を経る必要があります。

 

それぞれの段階を考えるに当たり、主に業務効率化を目的とした概念について考えてみたいと思います。

 

デジタル化の第一段階<デジタイゼーション(Digitization)>

デジタイゼーションは経済産業省により、「アナログ・物理データのデジタルデータ化」と定義されています。わかりやすく解釈すると、業務のプロセス自体は変わらず、一部の業務に使用するツールがデジタル化されている状態です。イメージとしては、今まで紙媒体で手書きだった文章がメールになる。現像の必要があったフィルムカメラがPC上で写真を確認できるデジタルカメラになる。電卓計算が表計算ソフトになりより複雑な計算や計算過程をデータで管理できる。紙媒体がデータ化され検索がしやすくなる。昨今では会議のやり方が、ツールを使うことでオンラインになったなど、多くの人が一度は経験したことのあるツールのデジタル化を表します。

 

デジタル化の第一段階であるデジタイゼーション化は、業務の一部分のデジタル化です。業務プロセスそのものには影響しないため、既存の業務に浸透しやすく、ツールの便利さや業務効率の向上が実感しやすいと言えます。

 

一部の業務をデジタイゼーション化することで、とても便利になった、作業効率化が上がったなど経験したことがあると思います。なるほどデジタル化をするとどうやら便利らしいからデジタルツールを取り入れてみよう。デジタル化を受け入れるための土台がデジタイゼーション化していると言えます。

 

デジタル化の第二段階<デジタライゼーション(Digitalization)>

ツールのデジタル化がデジタイゼーションであるならば、デジタライゼーションはデジタイゼーションが進み、あらゆる業務がデジタル化され、全体的な業務プロセスも変化している状態です。例えば今まではABCDの4つの業務工程を踏んでいましたが、デジタイゼーション化が進みあらゆる業務がデジタル化されていき、Bの工程は行う必要がなくなったとします。そして仮にBの工程がなくなった場合、業務のプロセスはADCの順番の方が効率がいいのでは?と声が上がったとします。

 

それまでは業務プロセスに合ったデジタルツールを選択していましたが、このデジタライゼーションの段階に至ると、ツールの選択に伴って業務プロセスが変化していきます。今までのやり方が果たして本当に正しいのか、もしかしたらデジタル化によって業務がより効率化していくのではないか、効率化が進むことで新たにどんな新しいサービスが生み出せるのかなど、業務をデジタル化していくことが自然と受け入れられている段階がデジタライゼーション化されていると言えるでしょう。これらの段階を経て、いよいよデジタルトランスフォーメーションの段階に至ります。

 

デジタル化の第三段階<DX(DigitalTransformation)>

日本におけるDXは、2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」を取りまとめたことを契機に広がり始めました。ガイドラインでは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。

 

ちなみにデジタルトランスフォーメーション(DigitalTransformation)を「DT」ではなく「DX」と表記する理由として、英語表現ではtrans~という言葉を「X」と省略することに由来します。今回のtransformationであればXformationと表記するため、DigitalTransformationの場合、DigitalXformationと表記しますので、「DT」ではなく「DX」と省略します。余談を挟みましたが、今まで追ってきたデジタル化の段階が進み、遂に社会に変革を起こせる段階に至ります。業務が効率化し、今まではいかに自社の業務が効率化されるかということに目的を置いてデジタル化に取り組んできましたが、DX化はさらに広義的な意味でのデジタル化になります。

 

デジタル化によりもっと便利で豊かな世の中になる。今までの常識を覆し、社会そのものが変革されるようなサービスが生み出される、デジタル変革により新たなビジネスチャンスの中心に自社がいる状態です。

 

DXの各段階の特徴

 

ここまでをまとめますと、

業務の一部分にデジタルツールを導入することで業務を効率化する

→ デジタイゼーション(デジタル化の第一段階)

 

業務の効率化を目的として業務プロセスがデジタル化する

→ デジタライゼーション(デジタル化の第二段階)

 

自社の業務効率化はもちろん、デジタルの力で世の中の変革を目的としたデジタル化

→ デジタルトランスフォーメーション(デジタル化の第三段階)となります。

 

デジタルトランスフォーメーションを起こすためにも、
デジタル化の流れを汲み、変化に対応し、変化が浸透していく段階が必要不可欠です。

 

 

おわりに

今回は企業のDX(DigitalTransformation)化について、デジタル化の段階を踏まえた概念を中心に解説しました。日常生活の中では世の中の仕組みが変わったな、便利になったなと感じることが多いと思いますが、企業のデジタル化を考えるといかがでしたでしょうか。自社が現状どの段階にいるのかを考える一助になりますと幸いです。今回の解説を踏まえ、DX化に向けてハードルが高いと思われましたでしょうか、もしくは十分DX化に着手できると思われましたでしょうか。それぞれの企業にそれぞれのDX化に向けたアプローチがあります。それぞれのデジタル化の段階を踏まえ、企業のDX化を考えてみるのはいかがでしょうか。

 

変わりゆく世の中に革命を起こすようなサービスを自社から発信できたとしたら、
御社はどのようなアプローチの可能性がありますでしょうか。

 

株式会社GeNEE

https://genee.jp

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